笑いを取るための「勉強法」と「トレーニング法」とは

笑いを取るための「勉強法」と「トレーニング法」とは

笑いのセンスを磨くための読書

聞いている人の頭の中のスクリーンに映像が映るような伝え方をすることが大切だと、何度も繰り返してきました。
そのためには、まず自分の頭のなかに映像を映すことが不可欠です。
この能力を磨くことが、笑いのトレーニングになります。

 

では、頭の中の映像力を強化するためにはどのようにすればいいのでしょうか。
もっとも手軽で、効果が高いのが本を読むことです。
本は文字だけの情報です。
内容を自分の頭のなかにイメージしながら、読み進める必要があります。

 

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笑いも勉強は効果的です。
センスを磨くためのトレーニングとして是非小説を読みましょう。

 

文字だけで書かれた小説の場合、登場人物の顔、スタイル、服装、雰囲気、まわりの情景など、すべて自分で想像し、それを映像化しながら読み進めていかなければ楽しめません。
難しい古典小説や純文学でなくても、読みやすいライトノベルでも構いませんから、どんどん小説を読みましょう。
そして読みながら、自然と頭の中に映像が浮かぶようトレーニングしてください。
そうすれば、あなたが話をするときにも、頭のなかに細かな部分まで映像を映し出しやすくなり、それを相手に伝える能力が高まります。

 

笑いの教科書といえば「落語」

勉強と言えば、教科書が欠かせません。
落語は話の内容を映像化する能力を高めてくれる、最高の教科書です。
これまでにも落語の良さをご紹介してきましたが、落語も話を耳で聞き、それを自分の脳内に映像化させながら聞いて楽しむ話芸です。

 

笑いながら聞いているだけで、映像化能力がどんどん鍛えられていきます。
また人情や、人の弱さ、ずるさ、特にはブラックユーモアまでエンターテイメントのさまざまな側面が楽しめるのも魅力です。

 

いろいろな作品を聞いているだけで、しらずしらずにお笑いのセンスが磨かれていくのはもちろん、笑いにはさまざまなパターンがあることも学べるので、いろいろな気付きや発見があります。

 

落語のほかにも朗読を聞く、ラジオを聞くのもいいでしょう。
映像化されていないものを、自分の頭のなかに映像化するトレーニングをぜひ行ってください。

 

とっさの一言がおもしろい人は知識量が豊富

 

お笑いタレントを見ていると、当意即妙に絶妙のタイミングでおもしろいことを言って笑わせています。
例えツッコミでもご紹介したダウンタウンの松本人志さんやフットボールアワーの後藤輝基さん、くりぃむしちゅーの上田晋也さんなどは、何故とっさにあんなにおもしろいフレーズが言えるのでしょうか。
お笑いタレントだけでなく、あなたの周囲にも会話の中でおもしろい返しやツッコミをする人がいるのではないでしょうか。

 

彼らは頭の回転や、おもしろいことを発想する神経回路が発達しているのでしょうか。
必ずしも、そうではありません。
おもしろいことをパッといえる人に共通するのは頭の回転の速さではなく、豊富な「知識量」です。

 

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お笑いの発想でもアイデアの発想でも、異質なものを組み合わせることが大切です。
くりぃむしちゅーの上田晋也さんが、無茶な要求ばかりする女性タレントを「かぐや姫か!」と例えツッコミしたことをご紹介しましたが、これは上田さんの頭のなかに、「かぐや姫」という情報がストックされていたからです。

 

お笑いにはとっさの一言が求められます。
今、目の前にある状況や人物を、別のものに例えるためには、頭のなかにさまざまな材料をストックしておかなければいけません。
ふだんから意識して、お笑いのネタとなる材料や知識をストックするように心がけましょう。
テレビや映画でも、ぼ〜っと見ているのと、笑いのアンテナを張っているのでは、笑いのトレーニング効果が断然違います。
知識があれば例え頭の回転が速くなくても、TPOに合わせておもしろいネタを頭のなかから取り出すことができるようになります。

 

今、あなたが気になる情報をストックしよう

 

とっさにおもしろいことを言うための材料のストックは、どうすれば増やすことができるのでしょうか。
情報社会に生きる私たちは、さまざまな情報にさらされています。これらの情報をすべてストックすることは、不可能です。

 

膨大な量の情報からネタに使える材料を集めるためには、「今」をキーワードにするのがおすすめです。
今、話題になっている人。
今の流行、今あなたが気になるもの、今ヒットしている映画、アニメ、歌などなど……。
「今」をキーワードにアンテナを張り巡らせましょう。

 

そして、これらを少しだけ掘り下げてみてください。
例えば、フィギュアスケートの羽生結弦選手が話題になっているなら、どんな人か調べてみましょう。
といっても、インターネットのWikipediaをチェックするくらいで十分です。

 

ビットコインという言葉をよく聞くな……と思ったら、パパッとWikipediaでチェック。
これを意識して続けていけば、情報のストックがどんどん溜まっていきます。

 

そしてこのようにしてストックしておいた材料と、まったく異なる状況と組み合わせれば、あなただけのユニークな表現ができるようになります。

 

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自分を客観視しよう

 

数学者の藤原正彦氏が書いてベストセラーになった本に『遥かなるケンブリッジ』があります。
この本の中で藤原さんは、ユーモアについて考察し、ユーモアには、現在の状況から離れて自分を観察する客観性が不可欠だと述べています。
そして「対象にのめりこまない」余裕がユーモアを生むと結論づけています。

 

自分をつきはなして、客観的に観察する能力を鍛えれば、ユーモアのセンスが磨かれるというわけですね。
この能力は「メタ認知」と呼ばれており、ユーモアのセンスだけでなく、対人関係にも大きく影響しているといわれています。

 

メタ認知能力が高い人ほど、周りの空気を読む能力にすぐれており、協調性か高いと報告されています。

 

メタ認知とは、もう一人の自分が今の自分を観察しているような感覚です。
常にもう一人の自分が、自分を含めた状況を見ているわけです。あなたが笑っているときに、もう一人のあなたは「私は笑っている」と観察します。
気分がいいときは、この観察は比較的うまくいきますが、対人関係でイヤなことがあったりすると、もう一人の自分はすぐにどこかにいってしまいます。
つまり、自分を観察する余裕がなく、状況に巻き込まれてしまうわけです。お笑いのセンスを磨き、対人関係を良くするためにも、メタ認知能力を鍛えましょう。

 

自虐ネタ、例え話も効果的

 

メタ認知能力を高めるためには、もう一人の自分を意識することが基本ですが、これまでご紹介してきた笑いのテクニックを使って鍛えることもできます。
特に、「自虐ネタ」を考えることはメタ認知能力を高めるためにとても有効なトレーニングとなります。
自虐ネタを作るためには、まずは自分を第三者のように客観的に観察する必要があります。
これができなければ、自虐ネタを作ることはできません。

 

可能な限り他人の目になって、自分の弱点やダメなところを探してみましょう。
脳科学者の茂木健一郎さんは、自虐ネタが上手な人は、自分や状況を客観的に見つめられるので、状況判断能力に優れており、包容力があるので優れたリーダーシップを発揮すると述べています。

 

自虐ネタだけでなく、例え話を考えるのもメタ認知能力のトレーニングに最適です。
何かを何かに例えるためには、それらの対象物を抽象的なものに置き換える視点が求められます。
この抽象化する視点が、メタ認知にはとても重要です。

 

日頃から身近なものを、ほかの異質なものに喩えられないか考えるクセをつけましょう。こうすれば喩え話や喩えツッコミのネタを増やしながら、メタ認知能力を高めることができます。

 

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