会話は接続詞を使うとスマートになる|使いやすいおすすめ接続詞

会話するときに、「接続詞」を意識的に使っている人はあまりいません。
実はこの接続詞は、話にメリハリをつけるためにとても役立つので、是非使って効果を実感してみてください。
実際に名プレゼンや名講演といわれるようなスピーチは、この接続詞がとても上手く使われています。
こちらでは会話の中での接続詞の使い方、使いやすいおすすめの接続詞などをご紹介していきます。

 

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一文を短く話す

話をするときは、一文、1センテンスの長さを短くすることで、話に切れとテンポが生まれて相手にも分かりやすく伝わるようになります。

 

「昨日妻と二人でレストランに食事に行きまして、そこでビールを飲んだんですが、そこのウェイトレスにおかわりをお願いしたところ、妻にもうその辺にしておいたほうがいいと言われて、わたしは全然酔っぱらっていなかったんですが」

 

一文を全く区切らずに話した例ですが、かなり冗長で分かりにくいな印象になってしまいます。
なので一文はなるべく短く「。」で区切ってしまいましょう。
また、削っても意味が通る単語は、思い切って削ってしまうのも文章が分かりやすくなるのでおすすめです。

 

「昨日妻と二人でレストランに行って、ビールを何杯か飲んでたんですよ。そこでウエイトレスにおかわりをお願いしたらこう言うんです。『あなたもうその辺にしておいたほうが』って。でも、私はまだ全然酔ってなかったんですよ。」

 

このように1文1文を短く区切った方が、分かりやすくなります。

 

短い文を接続詞で繋ぐ

さらにその文同士を「接続詞」で繋ぐことで、ストーリーの展開が分かりやすくなります。
接続詞を意識して使っている人は少ないので、これだけでも周りと差をつける話し方ができるようになります。

 

逆接
「しかし、けれども、ところが」

 

順接
「それで、だから」

 

累加、並立
「そして、それから、また」

 

説明、補足
「つまり、なぜなら、ただし、もっとも」

 

転換
「さて、では、ところで」

 

と言った接続詞を日ごろから使い慣れておくとよいでしょう。

 

逆接の接続詞を使うときの注意点

①この前行ったレストラン、高かったけど美味しかったね
②この前行ったレストラン、美味しかったけど高かったね

 

この2つの会話を比べてみると、①は肯定的、②は否定的なニュアンスが出ています。
「けど、でも」といった逆接の接続詞は、語順が後ろに来た文章の方が強調される効果があります。
そのため①は「美味しかった」が強調されポジティブに、②は「高かった」が強調されてネガティブな印象になってしまっています。

 

日常会話は思いついたことから口にするので、逆接を使うとミスしてしまうケースもあります。
例えば相手を褒めようと思ったけど、恥ずかしさでちょっとマイナスのことも添えて伝える場合、「田中さんって、仕事が丁寧だけど時間かかっちゃうよね」と伝えてしまうといった場合です。
これでは「仕事が遅い」方が強調されて、言われた相手の気分を害してしまいかねません。

 

そのため逆接を使う場合は、順番を一瞬頭の中で考えてから口に出す習慣がおすすめです。
入れ替えてもあまり意味が変わらないときもあれば、全然意味が変わる場合もあります。
先ほどの例でいえば「丁寧だけど時間がかかる」「時間がかかるけど丁寧」で比較して、どちらが良い表現かを一瞬考えれば、失敗することもなくなります。

 

順接の接続は使いやすい

逆接よりも順接は失敗しにくいので、順接を積極的に使うのがおすすめです。
「だから、なので、そのため、だからこそ」といった順接の接続詞は使い勝手が良いです。

 

先ほどの例でいうと

①この前行ったレストラン、高かったから、美味しかったね
②この前行ったレストラン、美味しかったから、高かったね

どちらの順番にしてもネガティブな印象は生まれていません。
どちらもポジティブな表現になっています。

 

順接はネガティブな印象を生みにくいので、日常会話で使いやすい接続詞だといえます。

 

日常会話でおすすめの接続詞

いきなり色々と使いこなすのは難しいので、まずは以下の2つが会話で使いやすいのでおすすめです。

 

「で、」

会話の中なら、ほとんどどんな文章でも繋げる接続詞です。
例:「昨日居酒屋行ったの。で、焼き鳥頼んだの。で、来たと思ったら・・・」

 

「~って。」

誰かのセリフの後につけると、臨場感が生まれる接続詞。
例:「妻が言うんですよ。『あんたはいつも適当だ』って

 

いきなり接続詞と言われてもなかなか難しいと思う、まずはテレビを観てるときなど、接続詞を意識してみるところからやってみてください。
「この話の展開は面白いな」思ったときは、文同士が最適な接続詞で繋がっているものです。
接続詞を意識するだけでアンテナが張られて、どんどん良い接続詞が集まってくるはずです。
日々の積み重ねは大切にすれば、いざというときにパッと適切な接続詞がが出てくるようになります。

 

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