愚痴の聞き方、返し方、相槌の仕方|グチを上手に聞いてあげるコツ

愚痴は聞いていて楽しいものではありません。
とはいえ、相手から愚痴が出てきた場合、あなたはとても信頼されている証拠とも言えます。
愚痴を聞いてあげられるようになれば、相手のストレス解消になって、あなた自身も包容力が身に付くといったメリットもあります。
こちらではそんな愚痴の聞き方、相槌の返し方といった、上手に愚痴を聞いてあげるコツをご紹介していきます。

 

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まずはとにかく話を聞く

愚痴を言う人は、多かれ少なかれストレスが溜まっています。
なので愚痴が出てきたら、まずはとにかく親身になって聞いてあげることが大切です。
話を聞いてもらえるだけでも、人はストレスが解消されてスッキリするものだからです。

 

相手に「愚痴なんか言っても仕方ないよ」などと否定してはいけませんし、「その人にも事情があったんじゃない?」など愚痴の対象の人の味方をしてもいけません。
相手は「私の気持ちを分かってくれない」と落胆して、ますますストレスを抱えることになりかねません。

 

愚痴にはとにかく相手の気持ちに共感することが第一なので、相づちを打ちながら、まずはとにかく聞いてあげましょう。

 

共感しすぎないようにする

とはいえ、愚痴に共感しすぎると、そのストレスがあなた自身にも伝わってしまうので気を付けましょう。
愚痴はある程度聞き流し、ストレスを溜めずに霧散させる避雷針のようなイメージで話を聞いてみてください。

 

先ほど述べたように、愚痴は話させてあげるだけで、かなりのストレス解消になります。
なので、そこまで上手に聞けなかったとしても、問題ありません。
「あ、グチが始まりそうだ。ここは一つ相手のストレスを解消でもしてあげるか!」くらいのゲーム感覚くらいで聞いた方が、上手くいくことも多いです。

 

愚痴の返し方

愚痴には共感が大切だと述べましたが、一緒になって誰かを攻撃するのは避けましょう。

 

A「うちに来た新人が仕事が出来なくてさ」
B「あーあの子ですか。挨拶もろくにできないですよね」

 

などと一緒に攻撃しないようにしましょう。
自分にとっても悪口を口にするとネガティブな感情が芽生えますし、相手にとっても「自分は言っていいけど、人に言われると腹が立つ」という現象もよくあることだからです。

 

愚痴に対してのおすすめの返し方は

①相手のグチに共感し、深堀りする
②相手のグチに共感し、深堀して、流す

のどちらかです。

 

共感して深堀りする

「新人教育大変そうですね」(共感)
「でもAさんがそこまで言うってことは、よほどの事があるんでしょうね」(深堀)

さきほどの例でいえば、このように共感を示した後に「何があったんですか?」と返すことで、Aさんは「よくぞ聞いてくれた」とさらに話が深堀りされていきます。。
Aさんと若手社員、どちらも批判せずに相槌を打って話を聞いてあげれば、それだけでAさんのストレスを解消してあげられるでしょう。

 

共感して流す

愚痴は共感して話を聞いてあげたら、ある程度のところで流してあげることも大切です。
愚痴が落ち着いてきた思ったタイミングで

 

「そんな状況じゃご苦労が絶えませんね。お察しします。そう言えば新聞でもゆとり社員の教育について特集が組んでましたよ」

 

このように、「新人」というキーワードを使って、なるべく近い話題にスライドさせて流しましょう。
全然違う話にしてしまうと、相手の気分を害してしまうことがあるので、流すときは関連した話題を選ぶようにしてください。
愚痴がエスカレートしてきて、「これ以上は愚痴を話させるのは逆効果」と判断したときも、この「共感+流す」テクニックは使えますのでぜひ活用してみてください。

 

 

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