話し方に抑揚がない方必見|抑揚の付け方、話し方
話し方に抑揚がない、淡々と話して冷たい印象を与えてしまうと悩んでいる方は多いですね。
こちらでは、話すときの抑揚の付け方、抑揚がなくても柔らかく伝わる話し方をご紹介します。
いつもより口を大きく開く
話し方に抑揚がないがない人は、話すときに口が開いていないことが多いです。
口が開いていないと、抑揚が伝わりにくいだけでなくボソボソと暗い印象になってしまうことも。
いつもより口を大きめに開いて話すことを心がけてみてください。
それだけでも抑揚が伝わりやすくなります。
口角を上げる
口角をあげて話すことで、声もも明るくなり抑揚も出やすくなります。
まわ笑顔は相手への信頼と好意を表せます。
聞き手を惹きこむためには、笑顔がとても有効です。
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話す早さを工夫する
話す速さが一定だと、聞いている方もどこに力を入れて聞けばいいのかわからず、話に抑揚がないと思われてしまいます。
大事なところはゆっくりと話す、そうでないところはサラリと話す。
それだけ意識するだけでも、話の早さに強弱が生まれて抑揚につながります。
間を活用する
話に抑揚を持たせるためには、間を使うのもおすすめです。
大事なことを言う前、または言った後に間を持たせることで、聞き手に集中させる効果があります。
間を作ると、沈黙が一瞬生まれるので、さいしょはとまどうかもしれませんが、だからこそ相手にもメリハリが伝わります。
間は演技の世界でも重要だと言われています。例えば
「あ~お腹減った。そういえばカップラーメンがあったな。棚を探してみよう。」
というセリフをそのまま口に出して読んでみると、どうしても少し演技っぽい、ただ棒読みしただけになりがちです。それを
「あ~お腹減った。・・・そういえばカップラーメンがあったな。・・・棚を探してみよう。」
と意識的に0.5秒ほどの間を入れるだけで、リアルさが生まれます。
ビジネスでも上司から何か意見を求められたときなど、あえて間を作りながら話すことで、じっくり考えている感じが出て相手に響きやすくもなります。
ジェスチャーを使う
身振りや手ぶりなど会話の「見た目」を上手に使えば、話し方に抑揚がなくても、話にメリハリを持たせることが出来ます。
ジェスチャー意識して使っている人はあまり多くないので、身に付ければ大きな効果を実感できるはずです。
たとえば、選挙の街頭演説では、直立不動で話す候補者はほとんどいません。
みんな身振り手振りを加えて話していますね。
いわゆる議員の方は、話に説得力を持たせるプロです。
弁士とも呼ばれるくらいですから、どうすれば聞き手に伝わるかを日々研究しています。
そんなプロの話し手が活用している身振り手振りですから、効果は保証されているといっていいです。
またメラビアンの法則というものあります。これは話を聞いた人が、話し手のどこを重視するかという割合の法則ですが、
・内容などの言語情報が7%、口調や話の早さなどの聴覚情報が38%、見た目などの視覚情報が55%
と言われています。
見た目が50%以上の割合です。
会話は話す内容よりも、誰がどう話すかといった見た目が重要だという研究結果です。
なので、言いたいことに身振り手振りなどの「見た目」を加えれば、抑揚とメリハリが生まれて、聞き手に強く気持ちを伝えることができます。
さらに身体を動かしながら話すと、緊張がほぐれ、言葉がスラスラ出てきやすくなるという副次的な効果もあります。
会話もスポーツ同様、フィジカルも意外と大切だと言えるでしょう。
代表的な身振り手振りは以下のようなものがあります。
肯定の手振り
手のひらを開いたまま、垂直に親指があなたの顔に向くように縦に何度か振り下ろすと、肯定のジェスチャーになります。
手の形は握手を求めるような形ですね。
否定の手振り
肯定とは逆に、相手に手のひらを向けて左右に振るのは否定のジェスチャーになります。
疑問の手振り
話を聞きながら、手をまゆや鼻の下に添わせる疑惑のジェスチャーになります。
信頼の手振り
話しを聞きながら、手を口の前で祈るような手振りをすると相手を信頼しているジェスチャーになります。
このような身振り手振りなど、「会話の見た目」を意識するだけで、あなたの言動が力強さと抑揚が生まれます。
とはいえ、普段使い慣れていない筋肉を動かしながら話すのは疲れてしまいます。
ためしに笑顔をどれくらいキープできるか試してみてください。
表情筋を使っていないと、すぐにほっぺたがプルプルしてくると思います。
日頃から身振り手振りで、身体を動かしながら話す習慣を身に付けましょう。
ポジティブな表現に言い換える
抑揚のない話し方をする人は、「うれしい」「たのしい」「幸せ」というポジティブな言葉をあまり口に出さず、逆に「きらい」「つまらない」「辛い」というネガティブな言葉はなるべく口にしてしまっている人が多い傾向にあります。
ネガティブな感情を持たないというのは、不可能ですが、我慢して口にしないことは出来ます。
「この人苦手だな」と思っていても、それを口に出したら人間関係は大変なことになってしまいます。
さすがに「あなたのこと苦手です」と面と向かって言う人はほとんどいないと思いますが、ちょっとしたネガティブな言葉は気をつけないとつい出がちです。
「疲れた、明日会社行きたくない」
「なんか無駄な休日を過ごしてしまった気がする」
「明日は月曜日、憂鬱な一週間が始まる」
「暇だな」
「つまんないな」
などなど、つい口に出してしまいがちな言葉です。
ネガティブな言葉はネガティブな感情を生み、話し方から覇気を奪います。
さらに聞いた相手も気分が滅入ってしまいます。
抑揚のある明るい話し方を身に付けたいなら、ネガティブな言葉を封印して、ポジティブな言葉を使うところから始めてみましょう。
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