滑った時の対処法|「すべる」を「笑い」に変える上手な返し方
笑いを取ろうとして、滑って恥ずかしい思いをした経験はありませんか。
こちらではそんな「滑った時の対処法」を具体例とともにご紹介していきます。
この滑った時の対処法を知っておけば、滑りが「フリ」でその後の返しが「オチ」のように機能するため、滑ったからこその笑い生み出すことができるようになります。
また、滑ったあとでも逆転できるようになると、自信が生まれて笑いを積極的に取りに行けるようになります。
そんな攻撃も守備も兼ね備えている、「すべる」を「笑い」に変えてしまうフレーズを是非使ってみてください。
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滑ったことを認める
滑ったことを誰よりも早く認めてしまうテクニックです。
具体的には、シンプルかつ遠慮がちに「今、滑ってしまいましたけども・・・」だけでもOKです。
聞き手の「滑ったけど、愛想でも笑わないといけないかな?」という緊張を、話し手自ら滑ったことを認めることで緩和させれば、それだけで笑いの基本のキンカンの法則で笑いがやすくなります。(キンカンの法則についての詳細はこちら:キンカンの法則を知れば、いつでもどこでも笑いが取れるようになる)
「今滑りました」そのもので笑ってくれなくても、一度緊張の緩和が起きていれば、その後の展開で笑いを取りやすくなります。
以下、パターン別に具体的例をご紹介します。
下手に出て認める
「今、笑いを取ろうとしたんですけど・・・」
「思ったよりウケなかったことに、ショックを受けていますけども・・・」
分かっていながらボケる
「あれ、滑りました?変な空気流れてますね」
「あれ、冷房効き強くなりました?」
滑ってないことにする
「もう少しで滑るとこだった・・・」(もう滑ってる)
「・・・人生で初めて滑った」(おおげさ)
「今日はこれでも調子が良い方なんですよ?」(開き直る)
このように、「滑って空気を冷やしたことを分かってますよ」ということを聞き手に伝えることで、場に安心感が生まれます。
また、「笑いを取りたかったけど駄目だった・・・」という無念さが聞き手に伝われば、そのかわいらしさだけで笑いになったりもします。
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笑ってくれた実績を紹介する
過去に笑ってくれた実績を紹介するのも有効です。
特に身内が笑ってくれた、ということを紹介することで「小物感」を演出すれば笑いになりやすくなります。
具体例
「田舎のおばあちゃんは笑ってくれたんですけど」
「友達の山田君は笑ってくれたんですけど」
「うちで飼ってる犬は笑ってくれたんですけど」
最後の例は「そんなの絶対そう見えただけでしょ」というツッコミ待ちの使い方です。
繰り返して「天丼」で攻める
同じネタを繰り返す「天丼」で、滑ったことを強引に笑いにしてしまうテクニックです。
具体的な方法はシンプルで、滑ったら3回繰り返します。
具体例
「~というオチだったんですよ」→滑る
「・・・伝わらなかったようなので、もう1回言いますね。~という話です。」→滑る
「・・・もう1回だけ言います。これで最後です。」 →「もういいよ!」という笑いになる
「オヤジギャグ+フォロー」はセットで使う
滑る代表といえばオヤジギャグですが、オヤジギャグも滑った後のフォローをセットで使うことで笑いを取ることができます。
オヤジギャグを言って滑ったあとにすかさず
「これもダメかぁ・・・」
「自信作だったのになぁ・・・」
などと小並感を出すことで、オヤジギャグが「フリ」でフォローが「オチ」として機能するようになります。
こう返すだけで「笑いを強要する面白くない人」から「笑いを取りたいのに取れない小心者」へと認知がガラリと変わるため、笑いが生まれやすくなります。
「今、笑うところです」はNGワード
「今、笑うところです」はNGワードなので使わないようにしましょう。
授業や講演などで1度は聞いたことがあるフレーズだと思います。
面白くないから滑ってるのに、そこに「今、笑うところです」と言ってしまったら、「あなた達が笑いをわかってない」という意味で伝わってしまいます。
滑ったときの対処どころか、滑りの上塗り、二重で白けてしまいます。
忘れてはいけないのは、シラけた相手が上、滑った自分は下、という基本スタンスです。その可愛げが滑った後の笑いを生みます。
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