プレゼンの話し方のコツ7選|出だし、抑揚の付け方、練習方法

ビジネスでもプライベートでも使えるプレゼン能力

プレゼン能力はビジネスシーンではもちろんのこと、人生のさまざまなシーンでも活用することができます。
プレゼンに求められるのは、相手に対してこちらが望む行動を取ってもらえるように説得する能力だからです。

 

得意先に自社の商品やサービスを購入してもらう複数会社が競うコンペなど他社を相手にすること、企画を通す社内ルールの変更など社内で相手にすることもあれば、お小遣いアップ交渉で家族を相手にすることもあるかもしれません。
面接試験の自己アピール、プロポーズ、子どもに勉強をするよう説得するのも、プレゼンといえばプレゼンです。

 

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プレゼンでは質問を使う

プレゼンは一方通行では伝わりにくいこともあります。
そこでおすすめなのが、相手に質問が投げかけることです。
聞き手は質問に答えているうちに、自然と当事者意識を持ってプレゼンに参加してるようになり、また耳も傾けてくれやすくなります。
質問のタイミングは冒頭いきなり、というのも効果的です。
冒頭からプレゼンに耳を傾けてくれれば、話し手はスムーズに話題をすすめていくことができるようになり、とても効率的になります。

 

質問するときに注意するポイントは、質問内容がポジティブなものであることです。
声のトーンもやや高めの明るい調子で軽やかに質問するようにしてくだい。
暗い内容や声の調子で質問されたら、聞き手は警戒して答えにくくなってしまうからです。

 

もちろん冒頭の質問は、オフィシャルなプレゼンであったとしてもビジネスにこだわらなくてもかまいません。
プライベートの楽しいことを思いだせる質問なら、相手もは身近な話題だと感じて当事者意識がさらに高まります。
身近な話題に関するイ質問なら、聞き手をリラックスさせる効果も期待できます。

 

例えば、ご飯、スイーツ、お酒といった飲食に関する質問なら、誰もイメージしやすいの難しく考える必要もなく、質問に対する答えが返ってきやすいです。

 

例えば、出社時間を早めることを提案するプレゼンだとしたら、

「みなさん、満員電車で通勤、大変ではありせんか?」
「早起きすると健康にいいと思いませんか?」
「みなさん、仕事を早く終わらせて、おいしいお酒を飲みたくありませんか?」

このような質問を投げかけることで、イメージが湧きますし、軽い笑いが取れれば場もリラックスします。
できるだけ場を和ませてから、プレゼンの本題へと入っていきましょう。

 

もちろん本題では真面目に、礼儀正しく提案を行っていきます。メリハリが大切です。
最初のとっかかりでリラックスしてもらってから、真面目に提案していくのがプレゼンを成功させるコツです。

 

パワーワードを使う

プレゼンで伝わるようにするには「パワーワード」を活用するのも効果的です。
歴史上の偉人、会社の社長、有名人やスポーツ選手の名言など、本やテレビで「これは使える」思ったフレーズはメモに保存しておいて、プレゼンでも使っていきましょう。
「自分じゃなくて、あの人も言っているんです」と伝えると、権威と説得力を持たせることができるようになるからです。
日本人は権威に弱く、協調性が高いのでこのテクニックは特に有効です。
パワーワードを最大限に生かすためには、その場に応じた声のトーン、表情、ジェスチャーなども合わせて使うとより伝わりやすくなります。

 

ジェスチャーを使う

話し方が一本調子で淡々としすぎると、伝わりにくいプレゼンになってしまうので注意が必要です。
いつも淡々と話してしまって、冷たい印象を持たれてしまいがちな人は、プレゼンでも工夫しましょう。
簡単に取り入れやすく、効果的なのがジェスチャーです。
話し方は普段の習慣で身に付いたものなので、すぐに変えるのが難しいという方でも、ジェスチャーならすぐに取り入れられます。

 

外国人に言わせると、日本人は会話でジェスチャーをしなさすぎて驚くそうです。
世界的なプレゼン大会の「TED」を観ると分かりますが、皆ジェスチャーを活用しています。
例えば、プレゼンで「東京ドーム何個分」などと例える時に、両手を大きくひろげたり、壇上の端から端まで走っていったりしてその大きさを表せば、聞き手はその広さをより実感しやすくなります。

 

自然なジェスチャーができるようになるためには、日常生活でもジェスチャーを使ってみるのもいいでしょう。
チューリップが開きましたと説明するときに、手のひらを合わせてそっと開いてチューリップを表してみる。
特に抽象的な物を説明したいときは、ジェスチャーが有効です。
例えば、春物の軽やかなスカートを説明するときに、手で傘のような形をしてふわっとした感じを表すなど、言葉に加えてジェスチャーで表現するとより伝わりやすくなります。

 

擬音語を使う

また、擬音も臨場感のある伝え方ができるので、ぜひプレゼンに取り入れてみてください。
擬音語を聞くと、人は右脳と左脳の両方が刺激され、脳内でイメージが映像化します。
擬音語が思い浮かばないなら、自分の映像化が足りてないのかもしれません。
例えば、先日に出かけたレストランのことを話すなら、そのときのインテリアや同席した人、料理の味、飲んだワインなどの状況を思い描きながら話すと、臨場感が増し、自然な擬音語が思いついたりします。
自分が思い描いた映像を、言葉で絵を描くようにして話すと、一本調子になりません。

 

普段から擬音語に触れて使い慣れておくのも効果的です。

「外で待っていたら、風がビュワンビュワン吹いてた」
「この肉まん口の中に肉汁がジュワっとあふれる」
「あまりの気持ちよさにトロントロンになりました」

など日常的に積極的に擬音語を使ってみましょう。

 

ハキハキ話す

プレゼンではなるべくハキハキと話すことを心がけましょう。
簡単にハキハキ声を出すコツは、口をいつもより大きく開けること、口角をいつもより上げることです。
ハキハキ声は仕事の報告でも役立ちます。
上司から「プロジェクト案件の進捗状況は?」と尋ねられたとき、順調に進んでいるなら、明るく「はい!今のところ順調です。スケジュールを3日間前倒ししています」とハキハキと明るく答えられれば、上司は問題ないんだなと安心してくれます。
逆に、暗い声「えーっと、そのー、あのプロジェクトの件は・・・」などと、ぼそぼそと答えたとしたら、上司はイライラしています。
聞き手に好印象を与えないとプレゼンは上手く行きません。

 

台本を読まない

プレゼンでは事前に台本を書いてしゃべることを決めることが多いかもしれません。
しかし、台本があったとしても、聞いている人の反応を見ながら、話し方を変化させていくことが大切です。

 

台本を読み上げる例として、国会答弁が挙げられます。
明らかに用意された原稿をただ読み上げるだけの答弁を聞いていると、内容が入ってきません。
プレゼンでは相手の反応をみながら、適度な間をとったり、声のトーンに強弱をつけたりしながら話すことが必要です。
聞き手としてももっと話す内容がわかりすくなりますし、耳を傾けようという気持ちになるのではないでしょうか。

 

プレゼンの練習をする

「まずはツカミでみんなを惹きつけて、次は具体例を挙げて、その次は商品のアピールをして、ラストはこのフレーズで締めよう・・・」など、プレゼンで話すことが決まったら、あらかじめ練習しておくことも大事です。
プロのアナウンサーでさえ、本番前には入念に練習とチェックを行います。

 

練習をしておくことで、なにより緊張を抑える効果も期待できます。
また何度かプレゼンの練習をしていくと、自然と話に起承転結がつけられるようにもなってきます。
そうすると人前で話すことも苦手に感じなくなるはずです。

 

こういった素地ができてくると、話の途中で言い間違いや噛むことが恐くなくなります。
起承転結の流れをつかんでさえいれば、ちょっとした言い間違えなどは些細なことだと分かるからです。

 

話の流れを組み立てて、当日に向けて練習するなど準備をしておきましょう。
そして当日は聞き手の反応を見ながら、わかりやすく話すように心がければ、途中で言い間違えても、何ら問題はありません
むしろスラスラしゃべるよりも、多少のつまずきがあった方が共感を得られるはずです。

 

話上手な人の中には、立て板に水のごとく、スラスラと言葉がでてくる人も多いのですが、実は人に自分の気持を伝えるときは、あまりスラスラと話すと、聞いた内容が右から左へと抜けて記憶に残らないことが多いものです。
このような人は、自分が話し上手だと思っていますから、「相手に聞いてもらいたい」という意識が希薄です。
このため、聞いている人の共感を得られないケースがあるのです。

 

上手にしゃべろうとする必要はありません。
聞いている人が耳を傾けてくれるように、自分の気持ちをしっかりと伝えようという意識を持つことが大切です。
状況に合わせて話せるよう、訓練と実践を重ねていきましょう。

 

訓練を重ねてTPOや相手の趣味や関心に合わせた話題を、その場その場で適切に選べるようになったら、人とのコミュニケーションが楽しくてたまらなくなるはずです。

 

 

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