聞き上手の質問は「万人受け」ではなく「あなただけ」がコツ
聞き上手になるためには、質問のテクニックも覚えておくべきです。
質問のコツが分かると、誰と話しても大丈夫になります。
例えば、とにかく質問して沈黙が訪れないようにする人がいますが、話し手にも聞き手にも良いことがありません。
意図なく雑談を広げると意味のない無駄話になってしまいます。
間を埋めるだけの質問を繰り返されると、まるで尋問されているように気分になります。
しかも聞き手も興味のないことを聞いているので、まるで話が盛り上がりません。
最終的には質問が思い浮かばなくなったところで、会話は止まります。
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例えば、こんな会話例です。
A「GWはどこか出掛けましたか?」
B「家族とバーベキューをしました」
A「バーベキューいいですね!どこに行かれたんですか?」
B「近くにバーベキューができる公園があるんですよ」
A「公園ですか。何人でバーベキューしたんですか?」
B「友人家族もまじえて10人です」
A「楽しかったでしょうねぇ」
B「はい」
どうでしょうか。
会話になっているので悪くはありません。
しかし少し物足りないと言えます。
例えば、この会話、Aさんの質問は「Bさんがどんな人でも通用してしまう質問」です
Bさんのための質問ではないのです。
特別感がありません。
人は自分を特別視、認めてくれる人に好意を持ちやすいです。
なので質問もその人となりに焦点を当てると、一味違った質問が浮かんできます。
例えば、Bさんが仕事バリバリ人間だと分かっていた場合。
A「GWはどこか出掛けましたか?」
B「家族とバーベキューをしました」
A「ご家族とですか。Bさんはバリバリと仕事をしていると伺ったので、ちょっと意外でした。ご家族との時間を大切にされているんですね」
B「はい。平日は夜遅くなってしまうので。せめて休日は子どもと過ごすようにしてるんですよ」
このように仕事バリバリのBさんに焦点を当てると、Bさんの人となりが分かるような会話になります。
先ほどの会話では、近くの公園で10人でバーベキューをしたという情報しか入ってきませんでしたが、Bさんが家族を大切にしていて子供もいるということが分かりました。
また会話をするときに、「そう言えばお子さんはそろそろ小学生でしたか?」など聞くことができれば、「覚えていてくれていたんだ」となります。
もちろんBさんが大のバーベキュー好きだったら、違った質問になってきます。
その人に焦点を当てて、知りたいと思うことを質問するように工夫しましょう。
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