面白いネタ帳の作り方|エピソードトークでも使えるネタの見つけ方
誰かと会話するときは、面白いネタがあればそれだけで話が盛り上がります。
面白いネタを集めるために効果的なのがネタ帳を作ることです。
ネタ帳を活用することで、面白いエピソードトークもできるようになります。
こちらではネタ帳の作り方、ネタ帳の使い方、活用方法などをご紹介していきます。
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お笑いの大御所も使うネタ帳
ネタ帳作りで参考にしたいのが、お笑いの大御所である笑福亭鶴瓶さん。
絶妙なトークで子どもからお年寄りまで人気の鶴瓶さんですが、「あのね今日ね、こんなことありましてん。おもろい奴がおりまんねんなぁ・・・」と何十年にも渡ってラジオ番組やテレビ番組で、おもしろい話を披露し続けています。
どうして鶴瓶さんは、面白いネタが尽きないかというと、その秘密はネタ帳にあるといわれています。
関西出身の芸人さんである鶴瓶さんは、東京でも大阪でも番組にも数多く出演されています。
すると自然と新幹線に乗る回数も多くなりますが、その移動時間に必ず行うのが「面白いネタ探し」だそうです。
そして面白いネタを見つけたら、必ずネタ帳にエピソードを書いておくというのです。
鶴瓶さんはとあるインタビュー答えていましたが、ネタ帳に書き溜めた面白エピソードは1年で584個もあったそうです。
このネタ帳作りは、鶴瓶さんが20歳の頃から欠かさず続けているとのこと。
半世紀近くかけて書き溜めた面白いエピソードですから、1年で600個弱だとすると、トータル3万個近くになります。
鶴瓶さんは時間のあるときにこれらのエピソードを何度も読み返して、いつでも話せるように記憶しておくそうです。
このようにネタ帳を活用するのが、いつも鶴瓶さんが面白いエピソードトークを披露できる秘密です。
お笑いの大御所である鶴瓶さんでさえも、何十年にもわたってコツコツと努力していることがわかります。
まずは移動中のスキマ時間を使って、面白いネタを探してみるところからスタートしてみましょう。
ネタ帳の作り方
日常生活の中で面白いネタをみつけたら、スマホなどにメモを残して自分だけのネタ帳を作ってみましょう。
忙しいから後でメモしようと思っていると、せっかくの良いネタも忘れてしまいます。
大切なのは走り書きでもかまわないので、何があったかだけでも必ずメモに残すこと。
取っ掛かりが残っていれば思い出せるので、補足説明は時間のあるときにゆっくり書き加えれば大丈夫です。
ネタ帳にメモするときのポイントは、「いつ(When)」、「どこで(Where)」、「誰が(Who)」、「何を」(What)」、「どのようにした(How)」の4W1Hの情報を意識して記録すること。
4W1Hの情報が揃っている話は、相手の頭の中に映像を映すことができるからです。
日常会話でもネタ帳があるだけで話題の幅が広がります。
お笑い芸人になったつもりでまずは一つネタ帳を作ってみましょう。
最初は、手間がかかって長続きしないより、なるべく手軽にできて何度も読み返せるようなネタ帳にするのがいいでしょう。
ネタ帳を紙で作るときは、いつも使っている手帳などとは別に、独立したネタ帳を用意するのがおすすめです。
そして、ネタ帳はいつも持ち歩くようにします。
こうすることで、自分だけのネタ帳という意識が生まれる上、「せっかく持ち歩いてるんだから、何かしらネタを見つけて記録してやろう」というネタに対するアンテナを張ることができるからです。
そして見つけた面白ネタは、何も考えずにどんどん書き留めていきましょう。
ネタ帳が埋まっていくことで、達成感や満足感も生まれていけば、ネタ集めが楽しくなってくるはずです。
ネタ帳を書く時のコツは、まずは要点だけをメモしておき、後で時間があるときに「どこで誰が、何をしたのか」がわかるよう、タイトルや補足のメモを書き加えること。
また、メモには日付を付けておいて、いつネタを拾ったのかがわかるようにすることです。
そうやってネタを大切にする意識が生まれると、さらにネタ探しのアンテナの感度が高くなっていきます。
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ネタの見つけ方・作り方
「笑えるネタ」か「興味深いネタ」
面白いには「笑える」と「興味深い」の二種類があります。
なので笑いネタを集めるのが苦手という方は、相手が聞いて「なるほど」と思う情報をネタとして意識的に仕入れてみましょう。
「笑えるネタ」も「興味深いネタ」も両方とも集めたいときは、あなたが大好きなこと、つまり「趣味」をターゲットにしてみてください。
例えば、あなたがマニュアル本が大好きで、恋愛マニュアル本を50冊読んだとしたら
「恋愛マニュアルを50冊読んで分かった使えるテクニックは・・・」と紹介するだけで、相手の興味を引くことができますし
「実際そのテクニックを片思いのあの子に試してみたら・・・」とやれば、お笑いのネタにもできます。
自分の趣味について唐突に話すのは恥ずかしいという場合は、その趣味を始めた「くだらない理由」を用意しておくのもおすすめです。
・ディズニーランドが好きな理由
→「他の場所じゃ断る女子も、ディズニーなら来てくれるから」
・山登りが好きな理由
→「下界の人間関係が苦手だから」
・パチンコが好きな理由
→「孤独な大人はたくさんいるって安心できるから」
変な理由があるだけで、趣味の話の冒頭から笑いを狙えますし、周りの興味も引くこともできます。
おすすめの面白ジャンル
あるネタに関しては少し詳しくなるだけで、色々なシーンで周りを楽しませることができます。
そんなおすすめジャンルとして挙げられるのが、衣食住が全て揃っているネタです。
例えば、具体的には「動物ネタ」がその1つです。
・オリンピックの話題
→「そういえば、一番足が速い動物は何だか知ってる?」
・世界水泳の話題
→「一番泳ぎが上手い動物は何だと思う?」
・不倫の話題
「生涯夫婦で添い遂げる動物は・・・」
このように、動物ネタに詳しいだけで、多くのネタに繋げることができます。
衣食住が揃っているジャンルなら動物ネタ以外にも、「海外の生活ネタ」「江戸時代の人々の暮らしネタ」「県民性ネタ」などがあります。
これらはとてもコスパが良いネタなので、少しでも知識を身に付けておくと会話が一気に楽になるはずです。
寄り道してネタを探す
例えば居酒屋で酒を飲むのが趣味の場合、行きつけの居酒屋ばかり行っていては面白いネタは期待できません。
ちょっと寄り道をして、違う雰囲気の居酒屋にチャレンジすることで新しいネタが見付かるようになります。
いきなり興味のない場所に行くのはハードルが高いので、このように自分の好きな趣味に関して、少しだけチャレンジするのがおすすめです。
「いつも客が入っていないボロボロの居酒屋」「同性カップルしかいない居酒屋」など、面白いネタになりそうな居酒屋を見付けられればそれだけで「どうだったの?」と相手の興味を引くことができます。
動物好きの人には、「ペンギンに会える居酒屋があるんだよ」と教えてあげれば「なにそれ行きたい!」と関心されるはずです。
インターネットで調べても出てこないような、足で稼いだ実体験の情報はそれだけで面白いネタになります。
「違和感」「不自然」を見付ける
とはいえ「これは面白い!」と思えるネタを見つけるのはなかなか難しい作業です。
お笑い芸人さんならプロの目があるので、何気ない日常シーンからでも面白いネタを拾い上げることができるかもしれませんが、普通の人が1日に1個面白いいネタを見つけようとしても難しいというのが本音ではないでしょうか。
そこでおすすめのネタ探し方法が、面白いものを見つけようとするのではなく、「ちょっとした違和感」「なんとなく不自然な状況」を探すことです。
・街中華のランチおすすめメニューに握り寿司がある
・夏なのに毛皮のコートを来て歩いている人がいる
・冬なのに半袖短パンで歩いている人がいる
このように笑えるほどではなくても違和感を見つけられれば、そこから面白いネタに繋がることがあります。
面白い現象を探そうとするとなかなか見つかりませんが、「ちょっと変」「何かおかしい」くらいなら、いろいろなところにネタが落ちていることに気付くはずです。
気付いたネタはどんどんネタ帳に書き込みましょう。
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ネタ帳は定期的に読み返す
ネタ帳はそのままにせず、定期的に読み返すことも大切です。
電車の待ち時間などちょっとした空き時間に、読み返すようにしましょう。
何度も読み返すことで頭のなかにエピソードが刻まれ、雑談や飲み会など臨機応変にポンっと話すことができるようになるはずです。
また、せっかく見付けたネタを活かすために、ネタごとに「どんな場面で使うと喜ばれそうなのか」を考えて整理しておくと便利です。
例えばネタを披露するのは、以下のようなシーンが考えられます。
・朝の朝礼での1分間スピーチ
・結婚式での新郎新婦へのスピーチ
・プレゼンテーション
・同僚との日常会話
・取引先との会話
・友達との飲み会
・合コン
このネタはスピーチで、あのネタは飲み会でと使いたいシーンを決めておきましょう。
もちろん一つのネタに対して「スピーチまたは日常会話」など複数シーンを想定しても構いません。
このように、どんなシーンで使えるかあらかじめシミュレーションしておくと、臨機応変にネタを活かすことができます。
ネタ帳は、コツコツと貯めるネタの貯金箱のようものです。
1日1個のネタを書き留めていけば、1年間に365個のネタがストックできます。
そうやって集めたネタは、自分だけが一生使える貴重な資産になります。
お笑い芸人さんは、面白いネタに常にアンテナを貼って、当たり前のようにネタ帳を作っています。
話のプロフェッショナルが認める方法なので、効果は間違いありません。
芸人さんほどストイックにネタを集める必要はありませんが、「面白い!」と心が揺さぶられたシーンでは、笑って終わりにしないでメモする習慣を付けてみてください。
それだけでも面白いネタは日々集まっていくはずです。
ネタ帳に使える便利なアプリ
ネタ帳を持ち歩かなくても、今ならスマートフォンにメモすることもできます。
スマホならいつも持ち歩いていますし、面白いと思った事をメモするくらいなら大して手間もかかりません。
スマホでネタをメモしていくと、ネタとネタがくっついて面白い話が出来上がることもありますので、心が動いたらとりあえずメモしておきましょう。
後で見直して、なんでこんなのメモしたんだろうって思えば消せばいいだけですし、検索のしやすさもスマホならではの強みです。
スマホに最初から入っているメモ帳機能でも十分ですが、以下のようなアプリを活用するのも効果的です。
「LINE」「Google Keep」
・「LINE」は自分だけのグループを作ってメッセージやファイルを送信してネタ帳に使える。
・パソコンにもアプリを入れておくと同期が簡単にできる。
・手書きファイル、写真、動画などもアップしておける。
「ストーリープロッター」「Nola」「SS Writer」
・プロットが作れるため、ネタ帳だけでなくストーリーを上手に面白く作れる。
・エピソードトークを練り上げるのに使いやすい
せっかく出会えた面白いエピソードは値千金の貴重なネタなので、メモせず忘れてしまうととても勿体ないです。
人の記憶は曖昧な物で、いざ人前で話そうとしても、何が面白かったのかさえ覚えてないことになりかねません。
ネタ帳が生み出す好循環
ビジネスでもできる営業マンもお客さんと話すときのために、ネタ帳を持っている方が多いといいます。
お客さんに合わせた面白い話をするために常に笑いをストックしておくのは素敵ですし、楽しく笑わせてくれる人にはお笑い芸人さんでなくてもまた会いたいとファンが付いていくものです。
ビジネスマンなら、通勤途中や飲み会で面白いと思ったことをどんどんメモしていきましょう。
飲み会では、盛り上がってくるとたくさん面白いネタを仕入れることができるはずです。
飲み会で仕入れたネタは、他のメンバーとの飲み会ですぐに使えたりします。
他にもテレビやニュースからネタを仕入れるのもおすすめです。
ネタを集めるときは漫然とテレビを観るのではなく、「なんか面白いことないかな?」と探しながら観るとネタが見付かるようになります。
ネタを見つける→記録する→笑いが取れる
こういう好循環が生まれるともっとネタを集めたくなります。
その気持ちがネタへのアンテナの感度をさらに高めて、面白いネタがもっと見つかるようになります。
ネタ帳が埋まっていくだけで達成感が生まれて、ネタ帳を作ることが楽しくなります。
そしてネタ帳の効果が実感できるようになると、今度はネタを探すために積極的に探しに出かけたくなってきます。
そうすればしめたもので、自然とネタが増えていく好循環が生まれます。
是非、面白いことを探してネタ帳を充実させる習慣づけてみてください。
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