面白い結婚式の友人代表スピーチのやり方|笑いをとり内容を充実させる
結婚式で友人代表のスピーチをすることになったら、失敗したくないですよね。
こちらでは面白いと思われるための、友人代表スピーチのやり方とポイントをご紹介していきます。
「ひと笑いをとりたい」「内容が薄いからもっと充実させたい」という方の参考になれば幸いです。
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基本編
基本設計の原稿を作成する
友人代表スピーチをすることになったら、まずは基本を抑えた原稿を作るところから始めましょう。
原稿には以下の3つを必ず入れるようにします。
① 冒頭のあいさつ
② 友人との具体的なエピソード
③ 結びのあいさつ
原稿を作る際は「友人を立てること」を忘れないようにしましょう。原稿が出来上がったら文字数をカウントします。
話すときは1分間で300文字程度がちょうどいいので、スピーチの長さに指定がなければ900文字が適当な長さとなります。
出来上がった原稿と900文字を比べて、足りない部分を肉付けしていきましょう。
例えば①の冒頭のあいさつを肉付けしたいときは、今日感じたことを素直に述べると共感を得やすいのでおすすめです。
例えば、「挨拶の緊張を紛らわせるために今朝ランニングをしたんですが、雲一つない天気でした。こんな晴れやかな日が二人にとって特別な門出になるんだなぁ、と思うとなんだかロマンチックな気持ちになってしまいました」
こういう一言を付け加えるだけでも、スピーチから堅苦しさが消え、聞き手に響きやすくなります。
詳しくはこちら:失敗しないための結婚式スピーチの基本
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友人との具体的なエピソードを入れる
上記の基本と重複しますが、結婚式のスピーチでは友人との具体的なエピソードを必ず用意するようにします。
新郎新婦の話題は、列席者が興味ある話ですから、具体的なエピソードがあるとないとでは聞き手の惹きつけ度合いに雲泥の差が生まれます。
ドラマや映画だけじゃなく、最近はストーリー仕立てのCMが多いことから分かるように、皆何かしらの物語に惹かれます。
スピーチも是非エピソードの力を借りましょう。
新郎新婦の人となりが感じられるエピソードを入れることができれば、最後まで飽きないスピーチが簡単に出来上がります。
笑いをとったり、感動を演出したりするなら、エピソードの中に組み込むのが最も効果的です。
詳しくはこちら:具体的なエピソードがあるスピーチはそれだけで面白い
スピーチでは淡々と話す
友人代表スピーチで芸人さんのようなテンションで話す方がいますが、盛り上げるためにはかなりの話術と技術が必要です。
むしろ淡々と話した方が受け入れられやすいので、おすすめです。
会場でスピーチを聞いている人たちは、同じくらいのテンション・温度感の方が共感でき、自然に聞けるからです。
例えば、後述する笑いの取り方の一つで、いざスピーチをしようとするときマイクがとても顔に近かった場合、
「え~、マイクがかなり近いようですけれども・・・」なら会場もクスっと笑いが起こりやすいですが、
「マイクが近いわ!」では滑ってしまう可能性が高いです。
これも会場と温度差が原因なので、とにかく淡々と話すように意識しましょう。
同じ理由で爆笑しながらのスピーチや、号泣しながらのスピーチもたまに見かけますが、これらも避けた方がいいでしょう。
詳しくはこちら:実はスピーチは淡々と話した方が面白い
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頑張りすぎない
極度に緊張しているのが会場に伝わると、聞き手までハラハラと緊張が伝わり、疲れてしまいます。
そんな状態では、せっかく面白いことを言っても笑いは起こりません。
こんなことを言っては本末転倒ですが、基本的にスピーチは面白くないのが当たり前ですから、受ければ大儲け、大して受けなくても「うん、普通のスピーチが出来て良かった」くらいスタンスでいいのです。
実際に結婚式に参加すれば分かりますが、友人代表スピーチにそこまで面白さを期待している人はいません。
面白ければ喜ばれるのは事実ですが、失敗してもそれが味になることもあります。
頑張ることは必要ですが、頑張りすぎて自滅しないようにしましょう。
当日、緊張しないための考え方・心構えの一つとして頭の片隅に置いておきましょう。
応用編
見たまま、感じたままを実況する
スピーチでは見たまま、感じたままをその場で言えると笑いが取れたり、臨場感を演出することができます。
セットされたマイクが近かったら「マイクがかなり近いようですけれども」
赤ちゃんが泣きだしたら「私のスピーチが退屈で泣いてしまったんでしょうか」
新婦のお父さんがムスッとしていたら「新婦のお父様がしかめ面をされていて、私のスピーチのせいではないかと気が気じゃないんですが・・・」
といった具合で、今、皆も感じてそうなことを言葉にしてしまいます。
同じ感想を会場と共有できると、共感で笑いが起こります。
詳しくはこちら:スピーチでは見たまま、感じたままをその場で話すと笑いが取れる
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失敗談や自虐ネタを入れよう
結婚式の友人代表スピーチでは、新郎新婦を立てることが基本中の基本です。
これが自然に出来るのが、軽い「失敗談」「自虐ネタ」です。
スピーチで話す具体的なエピソードのなかに、「自分の失敗、自虐ネタが入った新郎新婦とのエピソード」があると自然と会場の笑いを誘えます。
「自分の恥ずかしい失敗を友人が助けてくれた」
「友人は人気者でいつも仲間に囲まれていました。・・・その姿を私は木の陰から一人で見つめていました」
こういった軽い自虐は、会場全体に新郎新婦が主役のバイアスがあるので、とても喜ばれます。
詳しくはこちら:失敗談や自虐ネタはスピーチでも効果的
「緊張」と「緩和」を意識しよう
キンカンの法則と呼ばれ、「緊張」が「緩和」したときに笑いが起きるというセオリーを使ったテクニックです。
例えば、新郎の友人代表スピーチをするときに
「ただ今、友人代表とご紹介いただきましたが・・・私は新郎を友人と思ったことはありません・・・」
と神妙な口調で話し始めると、聞いてる側は「なんだ、なんだ?」と緊張します。
そこから「私は新郎をライバルだと思っています。学生時代から競い合ってお互いを高めてきました。私はいつも負けていましたが・・・(笑)」
と一転して朗らかに続けることで、聞き手はホッと「緩和」して笑いが起きます。
詳しくはこちら:スピーチは緊張と緩和を使えば、ウケて心にも残る
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