「見栄を張らない人」は話しやすい人の特徴|雑談の会話術

「見栄を張らない人」というのは、話しやすい人の特徴の一つです。
等身大で一緒にいて落ち着く人には、自然と周りに人が集まってきます。
会話でも見栄を張らないだけで、自然な雑談ができるようになります。

 

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見栄を張らない人の特徴

周りの評価を気にしすぎない

誰もが周りの評価がある程度気になるものですが、見栄を張らない人になるには「気にしぎすぎない」ことが大切です。
周りの目を全く気にしない人は「空気が読めない人」になってしまいます。
「このくらいなら大丈夫だろう」という常識とポジティブさも必要です。

 

思ったことを素直に話す

話しても大丈夫なラインで素直に意見が言える人は周りからも信頼されます。
とはいえ、なんでも思ったことを話すでは周りから顰蹙をかって、空気が読めない人になってしまいます。
話していいこと悪いことのバランス感覚も重要です。

 

万人に好かれようとしない

どんなに良い人でも周りの人全員に好かれることは不可能です。
その辺りをわきまえて、ある意味諦めることで、見栄を張らない人に一気に近づくことができます。
周りに気を使って少しでも多くの人に気に入られるのと、数は少なくても素の自分を好きになってくれる人を大切にするのとでは、長い目で見ると後者の方が自分にとって有益だったりします。

 

会話で見栄を張ると損をする

例えば、こんな会話があったとします。

 

「ご趣味はありますか?」
「えーと、読書ですね」(本当はアニメ鑑賞だけど・・・)
「最近読んだおすすめの本ってありますか?」
「えっと、最近は忙しくてあまり本が読めてないんですよ」
「あ、そうなんですね・・・」

 

本当はアニメが好きなのに、見栄を張って読書と嘘をついたけど、深く聞かれてボロが出てしまった例です。
見栄を張ったがために2点勿体ないことをしてしまっています。

 

1つは相手も共通の趣味だったかもしれなかったのに、そのチャンスを逃してしまっていることです。
仮に趣味が同じだった場合、話が大いに盛り上がった可能性を潰してしまっています。

 

もう1つは話しにくい人というレッテルを貼られてしまったことです。
見栄を張ったことがバレてようがいまいが、趣味の話にまで反応が薄いと、相手は「この人は私と話したくないのかも・・・」とあなたと距離を置いてしまいます。

 

心理学では、相手がしてくれたことを返したくなる「返報性の法則」というものがあります。
好意には好意が返ってくる一方、見栄を張って自分を良く見せようとする人には、相手も本当の自分を見せてくれません。

 

お互いに本来の自分を隠したまま話していては、雑談が盛り上がることも、リラックスした時間が流れることもありません。
逆言えば、等身大の自分でいるだけで人と話すのがかなり楽になるのを感じるはずです。

 

先ほどの会話例だと、「実はアニメ観るのが好きなんですよ」と正直に言っていれば流れは変わっていました。
嘘さえつかなければ、何を聞かれても誠実に返すことができます。
相手がアニメに興味がなかったとしても、本心を話せば「正直な人」と好印象を与えることができることもあります。

 

気疲れしてしまう立派な人よりも、ちょっと抜けてても安心できる人の方が、一般的に好まれる傾向があります。
見栄を張らないというのは、言うは易く行うは難しですが、話しやすい人になるための大きな一歩です。

 

雑談では素直な感想が良い

上手に話すことができないという理由で、自分から雑談に入っていくことができないという方は多いです。

 

雑談はトーク能力を競い合うものではないので、見識の高さやセンスの良さをアピールする必要はありません。
笑わせようと頑張る必要もありませんし、自分の意見に納得してもらう必要もありません。

 

雑談の目的は、とりとめのない話をしてコミュニケーションを良好にすることです。

 

その場の空気を良くして、風通しの良い関係を作るためでもあります。
なので、自分のためでありつつも、周りのためでもあります。
意外と自分のためだと思うと恥ずかしくて雑談に入れない人でも、相手のため周りのためだと意識を少しずらしてみると、積極的に雑談に入れるようになることもあります。

 

雑談はもっと気楽に、見栄を張らずに参加して大丈夫です。
雑談で評価が決まるわけではありませんし、雑談の内容は周りもそんなには覚えていないものです。
例えば、自分では「あんなことを言うべきではなかった」と失言したことを悩んでいても、聞いていた人は何とも思っていないことがよくあります。

 

実際に、あなたは周りの人の雑談の上手さで評価を変えたことがあったり、雑談で誰かが言った忘れられない一言はあったりしますか。
恐らく、大半の方がNOと答えると思います。実は雑談はその程度のものです。

 

2人以上の人がいて、皆黙っていたのでは、場の空気は重くなるばかりです。
あなたは平気でも相手は「何か会話をしないと」と焦っているかもしれません。
そんなときに、サービス精神で雑談を振ることができると、気持ちが伝わって場が和むこともよくあります。

 

気が付いたことがあったら聞いてみる。

「髪切りました?良く似合ってますね。」

 

「そのバッグ新しいですか?素敵ですね。」

 

相手の話に乗ってみる。

「それは知りませんでした。どういうものですか?」

 

「楽しそうですね。予約とか必要なんですか?」

 

「それ私も好きなんですよ」

 

 

こういった見栄を張らずに、思ったことを素直に反応するだけで立派な雑談になります。
もちろん、素直にといっても相手を否定したり、ネガティブな反応をするのは逆効果なのでやめておきましょう。それさえ気をつけていれば、自由に話せば問題ありません。
「自然な反応を返そう」と気軽な気持ちでいれば、お互いにリラックスしたムードが流れるようになります。

 

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