質問上手になる方法7選|会話を広げるのが上手い人の質問の仕方
質問を上手くすることで、会話を自然と広げることができるようになります。
一般的に聞き上手と言われる人は、質問を上手に使いこなしています。
こちらでは会話の中で上手に質問ができる方法をご紹介していきます。
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2つの質問を使い分けよう
まず、質問は大きく分けて2種類のものがあることを覚えておきましょう。
1つが「はい」「いいえ」の二択で答えられる質問です。
例えば「元気ですか?」「おいしいですか?」「好きですか?」という質問は「はい」か「いいえ」で答えられますね。
これを「クローズド・クエスチョン(閉じられた質問)」と呼びます。
クローズドクエスチョンは気軽に回答できるメリットがありますが、話が広がりにくいデメリットがあります。
もう1つが4W1Hを聞く「オープン・クエスチョン(開いた質問)」と呼ばれる質問です。
「いつ?」「どこで?」「だれが?」「なにを?」「どうやった?」
この質問は「はい」「いいえ」で答えられないので、相手の話を引き出すことができます。
オープンクエスチョンは話を広げやすいメリットがありますが、話したくない人には煙たがられるデメリットがあります。
質問の仕方のコツは、このクローズドクエスチョンとオープンクエスチョンを意識的に使い分けることです。
あまり打ち解けていない場では、答えやすいクローズドクエスチョンから入り、徐々にオープンクエスチョンに繋げていく。
相手が話したがっているのが分かったらオープンクエスチョンだけ質問していく、という具合です。
例えばが相手が「実は先週熱海に行ったんですよ」という話をしてきたら、相手が話したがっていることが分かります。
そしたら「楽しかったですか?」「晴れてましたか?」とクローズドクエスチョンより、
「誰と行ったんですか?」「熱海ではどこか観光しましたか?」などオープンクエスチョンで話を広げてあげると喜ばれます。
クローズ→オープンがおすすめの質問法
判断に迷ったときはクローズドクエスチョンとオープンクエスチョンを組み合わせる、というのが効果的です。
その際はまずクローズドクエスチョンをしてから、オープンクエスチョンで広げていきましょう。
「甘いものは好きですか?」(クローズドクエスチョン)
「はい」
「最近おすすめのスイーツはありますか?」(オープンクエスチョン)
「新宿にある○○ってお店のケーキが美味しかったですね」
最初にクローズドクエスチョンで興味のありなしを判断し、興味がありそうならオープンクエスチョンで広げる質問方法です。
この質問方法を覚えておけば、日常会話はなんとかなってしまうくらい強力な方法です。
興味がない話題を振ってしまっても、すぐ別の話題に切り替えられるのでどんなシーンでも使えます。
慣れてきたら色々な組み合わせで使って相手の反応を確かめていくと、質問がどんどん上手になるはずです。
その他の質問バリエーション
オープンクエスチョン → クローズドクエスチョン
相手が話好きで、話が止まらなくなるときに有効です。
相手の話が止まらなくなりそうなときに、クローズドクエスチョンで話の方向をコントロールすることができます。
オープンクエスチョンを繰り返す
相手が話したがっているとき、相手の話を聞きたいときに有効な質問方法です。
オープンクエスチョンでどんどん話を引き出していけます。
クローズドクエスチョンを繰り返す
距離がある相手、初対面の相手との会話に入口に効果があります。
ただしクローズドクエスチョンを繰り返すと、詰問されているようで相手を困らせてしまうのであまりおすすめできません。
このように組み合わせられますが、基本的には「クローズド→オープン」もしくは「オープンを繰りし返す」のがおすすめです。
全体像→ディテールの順番で質問する
例えば相手から「今日、映画を観てきたんですよね。」と言われたとします。
そこでいきなり「どこの映画館ですか?」と質問すると、少し変な感じがすると思います。
やはり最初の質問は「何の映画ですか?」が自然です。
そこから「面白かった?」「どんな話?」「主演は誰?」と広がっていくわけです。
同様に「旅行に行ってきた」という話だったら、「どこに行ったんですか?」が最初の質問であるべきです。
「ホテルは?」「食事は?」「観光地は?」はその次です。
まずは全体像が分かる質問そしてから、ディテールに関する質問をするようにしましょう。
知識があると良い質問ができる
例えば友達から「昨日、ディズニーシーに行ってきたんだ」と話を振られたときに、自分がディズニシーについて知識があるかないかで、話の展開が大きく変わってきます。
全然ディズニーシーのことを知らないと
「初めてソアリンに乗ってきたよ」→「ソアリンってどんなの?」
「トイストーリーマニアが30分待ちで乗れたんだよ」→「そんなに待つの?」
「シーといえばお酒が買えるんだよね」→「シーはお酒が飲めるんだ?」
といった薄くて的を射ない質問しかできないと思います。
しかし知識があると
「初めてソアリンに乗ってきたよ」→「本当に空を飛んでるみたいなCGなんでしょ?」
「トイストーリーマニアが30分待ちで乗れたんだよ」→「普通は2時間は待つよ!なにがあったの?」
「シーといえばお酒が買えるんだよね」→「ホットワインとか美味しいよね。何飲んだの?」
など、もう少し深い話を引き出すことができます。
そしてその話は相手も聞いてほしい話のはずなので、上手に質問することであなたのことを「聞き上手」と思うことでしょう。
テレビ、雑誌、インターネットなんでもいいので情報を集める習慣をつけましょう。
「エンタメ、芸能のニュースは興味ない」という方こそ、そういったニュースにも詳しいと意外性も含めて見直されることもあります。
選り好みせずに様々な情報にアンテナを張る習慣をつけましょう。
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知らないことは素直に質問する
相手の口から知らない単語が出てきたとき、一番やってはいけないのは「知ったかぶり」です。
知ったかぶりは一時は誤魔化せても、ほとんどの場合相手に伝わってしまいます。
その結果、「この人いい加減な人だな」と思われてしまいます。
分からないことは素直に質問した方が、会話は上手く行きます。
分からないことを質問するときコツですが、理解しようとする前向きな姿勢が伝わるような聞き方が理想です。
例えばコンプライアンスの意味が分からないとき、ただ「コンプライアンスって何ですか?」だと、無知な印象を与えてしまう場合があります。
なので質問するときは、一旦自分の中に落とし込んで、自分の言葉で質問するといいでしょう。
「コンプライアンスって何でしょうか。コンサルタントのようなものですか」
と分からないなりに自分なりの解釈を加えると、きちんと考えている印象を与えることができます。
他にも、
「コンプラって何でしょうか。美味しいんですか」
「天ぷらみたいなものですか?」
とボケてクスっと一笑いを狙ってみる方法もあります。
質問して相手が説明してくれたときは、話を自分なりに考えて、
「つまり、例えるなら、○○のようなものですか」
などと、まとめたり例えたりできれば、相手も「自分の説明をちゃんと聞いてくれたんだ」と安心することができます。
あてずっぽう質問
あてずっぽうの質問とは、
「ひょっとして犬飼ってませんか?」
「鍋奉行じゃありませんか?」
「もしかして関西出身ですか?」
となんとなくそう思ったことを聞いてみる方法です。
ポイントは、「なぜそう思ったのか」という理由をきちんと用意してから質問することです。
当たってたときはビックリして喜ばれますし、仮に外れたとしても必ず「なんでそう思ったの?」と興味が湧くので話が広がりやすい質問方法です。
「面倒見がよさそうなので、犬を飼ってるのかと思いました」
「段取りがいいので、鍋奉行もされるのかなと思いました」
「納豆に手をつけていなかったので、関西人かと思いました」
などと理由をしっかりと付け加えられるなら、面白く使える質問テクニックです。
はずれても「なんでそう思ったの?」と話が続くし、当たれば「えー!すごいどうして分かったの?」と驚かれて盛り上がる。
飲み会などのプライベートな空間で特におすすめな質問方法です。
あなただけへの質問をする
A「GWはどこか出掛けましたか?」
B「家族とバーベキューをしました」
A「いいですね。どこに行かれたんですか?」
B「近くにバーベキューができる公園があるんですよ」
A「公園ですか。何人でバーベキューしたんですか?」
B「友人家族もまじえて10人です」
A「楽しそうですね」
きちんと会話にはなっていますが、少し盛り上がりに欠けるように感じませんか。
原因はいくつかありますが、その一つがAさんが「誰にでも通用する質問」をBさんに対してしていることが挙げられます。
質問上手な人は、今目の前にいる相手だけに向けて特別感のある質問を活用していたりします。
人は、自分のことを特別に認めてくれる人に好意を持ちやすくなっています。
なので質問もその人に焦点を当てると、一味違った質問が浮かんできます。
例えば、Bさんが仕事バリバリ人間だと分かっていた場合は
A「GWはどこか出掛けましたか?」
B「家族とバーベキューをしました」
A「ご家族とですか。Bさんはバリバリと仕事をしていると伺ったので、ちょっと意外でした。ご家族との時間を大切にされているんですね」
B「はい。平日は夜遅くなってしまうので。せめて休日は子どもと過ごすようにしてるんですよ」
このように「仕事がバリバリのBさん」に焦点を当てると、Bさんのパーソナリティが浮かぶ特別感のある会話になります。
先ほどの会話では、近くの公園で10人でバーベキューをしたという情報しか入ってきませんでしたが、Bさんには子どもがいて家族で過ごす時間を大切にしていることが分かり、お互い親近感も湧いてきます。
こういう生の情報を集めて覚えておけば、次に会話をするときにも、
「そう言えば、来年お子さん小学生ですよね?」
などと聞くことができるようになります。
そうすれば、「この人は自分の話を覚えていてくれていたんだ」と相手も嬉しくなって、あなたを特別に感じてくれるようになります。
○○なんでしょうね
「○○ですか?」と聞くよりも、「○○なんでしょうね?」と質問するだけで、相手の話を引き出しやすくなります。
前者の聞き方だと「はい」「いいえ」で終わってしまう可能性がありますが、後者のように聞くと相手の気持ちにフォーカスされて、話やすくなるからです。
ネガティブ、ポジティブを問わずに使えるので、とても便利な質問です。
ネガティブなシーン
ネガティブに使うなら、例えば「ムッとくることもあるんでしょうね」なんか使いやすいですね。
仕事でも私生活でも、必ずカチンとくるシーンはあるはずだからです。
「そんなお仕事なら、ときにはムッとくることもあるのでしょうね。」
日頃、我慢している気持ちに共感する一言なので、言われた側はついつい嬉しくなって「そうなんだよ、よくぞ聞いてくれた」とばかりに話してくれることも多いです。
「嫌になるときもあるでしょうね」「投げ出したくなることもあるでしょうね」も同様に使いやすく、ネガティブな感情にそっと寄り添っているのがポイントです。
一通り話を聞いたあとに、一言このような質問を投げかけてみてください。
ポジティブなシーン
ポジティブなシーンはもっと使いやすく、漠然と「○○なんでしょうね」と投げかければ大丈夫です。
旅行に行った人には「楽しかったんでしょうね」。これだけでも十分で、楽しかった思い出が蘇れば、相手からどんどん話してくれるはずです。
「京都旅行ですか。それは楽しかったでしょうね。」
「楽しかったんですが、実はこんな困った出来事もありまして・・・」
なんていう風に会話が広がっていく可能性があります。
またこの「○○なんでしょうね」は、聞きにくいことを尋ねるときにも活躍してくれます。
例えば「年収はおいくらですか?」とは聞けないと思いますが、「たくさん稼いでいらっしゃるのでしょうね」だとかなり柔らかくなりますし、何かしら答えてくれる可能性もぐんと上がります。。
他にも気になる異性に「彼氏はいるのですか?」だとストレートすぎるところを、「素敵な方がいらっしゃるのでしょうね」ならかなり柔らかい聞き方になります。
「○○ですか?」の代わりに「○○なのでしょうね」を是非使ってみてください。
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