大人しいけど面白い人の話し方|ボソッと面白いことを言う人になろう

 

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大人しいけど面白い人っていますよね。
普段は大人しくて静かなのに、ボソッと放つ一言で笑いを取るお笑い芸人さんもいます。

 

こちらでは「普段は無口だけど話すと面白い」と言われるような話し方、一言で笑いを取るポイントなどをご紹介していきます。

 

ボソッと面白いことを言う人になる

普段大人しい人が、そのままの感じで面白いことを言うと、相手は「こんな一面があったのか」とギャップを感じて笑ってくれたりします。
大人しい人に対してはお笑いのハードルが下がるので、ボソッと発した一言で笑いが取れることも多いです。
なので、いつも面白い話をする必要はありませんが、気が向いたときには積極的に面白い一言にチャレンジしてみるのもおすすめです。

 

お笑いには緊張と緩和が大切(参考:キンカンの法則とは」)なので、日常会話でも大人しさと面白さを良いバランスで組み込むことで、「大人しいけど面白い人」になることができます。

 

大人しくて口下手だと自覚がある方は、まずは「短くて面白い一言」が言えることを目標にスタートしてみてください。

 

実は、天真爛漫で明るい人よりも、ちょっと屈折している人、人付き合いに苦手意識がある人、内向的な人の方が、自分と向き合う時間が長い分、面白い話が出来ると言われています。
お笑い芸人さんの中にも、実は暗い性格の人が多いとも言われているのもそのためです。

 

なので「人付き合いが苦手」「しゃべるのが苦手」と自信が無い人ほど、実は隠れた面白さを秘めていたりします。
以下では具体的に一言で笑いが取りやすい方法もご紹介していくので、試せそうと思った方法から是非チャレンジしてみてください。

 

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ボソッとギャップを出す

大人しいキャラの人は、ボソッと真逆の言動をするだけで笑いを取ることができます。
「ギャルが料理上手」「強面の不良がスイーツが好き」といったギャップは皆大好きです。
大人しい人はギャップが活きやすいので、積極手にギャップを狙ってみましょう。

 

例1

先輩「お昼買いにコンビニ行かない?」
あなた「いえ・・・今日は弁当持ってきたので」
先輩「え、お前彼女いたっけ?」
あなた「・・・自分で作りました」
先輩「って、キャラ弁じゃん!(笑)」

 

例2

友達「じゃあ乾杯しよっか。飲み物どうする?」
あなた「あ・・・カルーアミルクある?」
友達「ギャルかよ」
あなた「あ、ないの?・・・じゃあウォッカのストレートで」
友達「酒豪かよ」

 

本音をボソッと言う

本音をボソッと言うことで笑いを取るテクニックです。
特に大勢でいるとき、皆心の中では同じ気持ちを持っているようなシーンでボソっと本音を言ってみてください。
共感が生まれて笑いで空気が和みます。

 

残業で皆クタクタのとき
(ボソッと)「もう会社辞めて南の島で暮らすか・・・」

 

ボソッと面白い言い回しをする

○○の宝石箱
○○の単独ライブ
脱法○○
業務用○○

 

このようにシーンが変わっても使いやすいような、耳に残る言葉をいくつかキープして活用すると面白い一言になります。
「面白い表現だな」と思ったキーワードはとりあえずキープしておく習慣をつけましょう。

 

(午後び様子がおかしい同僚に対して)
「さっき食ってた昼飯・・・脱法ナポリタンだった?」

 

詳しくはこちら:面白い言い回し・表現で笑わせる方法

 

業界用語を使う

業界用語は響きが面白い言葉が多いので、それ単体で使えます。

 

上司「飲みに行くか。何食べたい?」
あなた「ギロッポンでマイウーなシースーが食べたいです。」

 

「六本木=ギロッポン」、「旨い=マイウー」、「寿司=シースー」のように言葉を逆さまにするだけで業界用語っぽくなります。
もちろんオリジナルの業界用語で大丈夫です。
取り入れるだけで、淡々と話しても笑いが取れたりするのでおすすめです。

 

詳しくはこちら:面白い業界用語の一覧表

 

死語を使う

わざと時代遅れの死語を使うことでも、笑いを取ることができます。
年齢と死語にギャップがあるほど面白くなるので、淡々と笑いを狙うのにおすすめです。

 

(居酒屋で)
上司「二軒目いくか?」
あなた「いえ、今日はお先にドロンさせていただきます。」

 

詳しくはこちら:面白い死語の一覧表

 

語尾だけはハッキリ話す

大人しくボソボソとした話し方でも笑いを取ることは出来ますが、語尾だけはハッキリ言うように気を付けてください。
語尾が聞き取れないような話し方では、面白さよりも暗さが前面に出てしまうので、周りを困惑させてしまいます。

 

一方、ボソボソとした話し方でも語尾が聞き取れると、印象がガラリと変わります。
女子高生のように「わかる~」とまで語尾を上げる必要はないですが、少しだけ語尾を上げることを意識すると上手くいきます。
語尾がしっかり聞こえると「話をしたい」という前向きなメッセージが伝わりますが、消え入りそうな語尾は「話を終わらせたい」というメッセージが相手に伝わってしまいます。
大人しく小さい声でも、語尾がしっかりしているだけで笑いを取れる話し方になります。

 

聞き手からスタートする

退屈な話の代表例といえば、「校長先生の全校挨拶」がその一つではないでしょうか。
小学校であくびを噛み殺して「早く終わらないかな」と思いながら朝礼を聞いた経験は誰にでもあると思います。
実際、校長先生が一生懸命演壇で話をしていても、多くの生徒は真剣に聞いていません。

 

もちろん、校長先生は生徒達が興味を持つように工夫しながら話していると思います。
しかし、それでも校長先生の話が面白くない大きな理由の一つは、生徒に対して一方的に話をしているからです。
一方的な話は、どんなに工夫しても相手に響きにくくなってしまいます。

 

相手に楽しんでもらうには、こちらから一方的に話さないようにしましょう。

 

さらに言えば一番簡単に相手に楽しんでもらう方法は、こちらが聞き手に回ってしまうことです。
多くの人は話を聞くよりも、話を聞いてもらうことのほうが好きです。自分の話に耳を傾けてくれる人がいれば、気持ち良くしゃべってくれます。

 

この心理を利用して、会話では相手にどんどん話してもらいましょう。それだけで相手は楽しい気分になります。
大人しい人は聞き上手な人が多いので、無理はせずに全体の8割は相手にしゃべってもらって、残りの2割で面白いリアクションをするのがおすすめです。
積極的に一言で笑いを狙うときは、例えツッコミなどが効果的です。(参考:「一言で笑わせる「例えツッコミ」」)

 

阿川佐和子さんのエッセイ『聞く力』がベストセラーになりましたが、相手とのコミュニケーションを深めるためには、まず聞き上手になることが大切です。
相手の話を聞いて、面白い話題を探すところから始めてみましょう。

 

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エピソードトークは短く強く話す

面白い話があったときはエピソードトークをしたくなることもあると思いますが、例えば友人から次のような話をされたらどうでしょう。

 

「この間の土曜日に友だちのカオリンとランチに行ったの。カオリンは高校時代からの友だちで、今はアパレルショップで働いているの。でね、行ったのは代官山の新しくできたお店。イタリアで修行したシェフがやっていて、すごくおしゃれな店で、お店に入ったらイケメンの店員さんが席に案内してくれて、感じ良かった。メニューはパンでしょー、メインの仔牛でしょ、サラダと、スープもついてた。あとね、最初に出てきたアミューズメントがおしゃれでおいしかった。それからねデザートがね・・・」

 

友達とランチに出掛けた話ですが、エピソードをこと細かく、しかも一方的に話されたら退屈に感じるのではないでしょうか。

 

エピソードトークをするときは体験したことを全部しゃべろうとすると、相手をウンザリさせてしまうので注意しましょう。

 

聞き手からしてみれば、友達の友達が何の職業をしているのか興味がないかもしれませんし、食に興味がなければメニューの細かい説明もどうでもいいかもしれないのです。

 

相手を退屈させないために、自分から話をするときは「何を伝えたいのか」を整理して、優先順位を考える必要があります。

 

この友人は新しくできたお店が良かったから、「今度はいっしょに行こう」と誘いたかったのかもしれません。
もうそうだとすれば、誘う前の前置きが長すぎて、相手の気持ちを削いでしまったら本末転倒ですよね。

 

エピソードを話すときは長々としゃべらずに、「文章を強く短くすること」を意識することが大切です。
先ほどの例文でいえば、「おしゃれなレストランは、やっぱりランチに限るよ」。これくらい短い入りでスタートするのがおすすめです。

 

相手に聞いてもらいたい話があるときは、入りは短すぎるくらいでちょうどいいです。
そうすると相手は「なんでおしゃれなレストラン限定?」「なぜランチ?」と、興味を持ってくれるからです。
相手に話を楽しんでもらうには、自分で話すだけでなく相手を話にグイグイ巻き込んで、参加してもらうのが効果的です。

 

会話は言葉のキャッチボールです。一人が話を長くキープするのではなく、どんどん相手にボールを投げていきましょう。
このときの短く強い言葉は、スピードがあって威力があるボールです。
キャッチした相手は「お!?」とあなたの話に引き込まれやすくなります。

 

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大人しい人は自然体でも笑いが狙える

面白いことを思いついても、スベるのが恐くて言えなかった経験は誰にでもあると思います。

 

実際、普通の人がウケを狙いすぎると、スベってしまうことが多いのが現実です。
ウケ狙いの話は、「何かおもしろいことを話すんだな」と相手が期待して、笑いのハードルが一気に上がってしまうからです。
同時に、目の前にいる人なので、「面白くなかったらフォローしないといけないかな」と心配されたりもします。
その結果、テレビを観ているときのようなリラックスした状態なら笑えた話でも、とたんに笑えなくなってしまうのです。

 

「面白いことがあってさ」という話の入り方や、自分が笑いながら話を始めるのも、同様の理由でやめておいた方が無難です。

 

逆に、普段から大人しい人の話は、聞き手を期待させすぎないのが強みです。

 

お笑いタレントの小藪千豊さんは、人気テレビ番組『人志松本のすべらない話』で何度も賞をとっていますが、話し方はいつもテンション低めでボソボソと話しています。
このように真面目な表情から面白い話が出ると、意外性があって笑いが起こります。

 

大人しいけど面白い人を目指すなら、小籔さんのスタイルは一つのお手本になります。淡々と話しながら、おもしろい一言で相手を笑わせる、そんな笑いを狙いましょう。

 

「丁寧さ」「誠実さ」を利用する

大人しい人は、「しっかりしている」「丁寧」「誠実」という印象を持たれやすいです。
これらの印象は会話のハードルが下がるため、特段面白い話題を振らずとも、相手は会話を楽しんでくれるようになります。
なので、大人しい人はさらに丁寧さや誠実さに磨きをかけるのもありです。

 

・長く深々とお辞儀をして挨拶をする
・敬語を磨く
・最初は丁寧に硬く静かに話始める

 

このように普段以上に「丁寧」「誠実」を心がければ、笑いのハードルをさらに下げることができるようになるでしょう。

 

大人しい人+キャラで笑いを取る

いじられキャラ、真面目キャラなどといった「キャラクター」を上手く使うと、大人しい人はもっと面白くなれます。
大人しい人と相性が良いキャラをご紹介しますので、自分に合いそうなキャラがあれば言動に取り入れてみてください。

 

正直キャラ

大人しい人と正直さは相性が良いため使いやすいキャラといえます。
さらにバカ正直までいくと、融通が利かない、不器用な感じが出てて笑いになりやすいです。
言いづらいことを堂々と食い気味に言ったり、相手のボケを真に受けたりすることで面白いキャラになります。

 

例1

先輩「営業成績が良くて給料上がったんだって?先月給料いくらくらいもら・・・」
あなた「手取りで23万7千円です。」

 

例2

上司「昨日カミさんと喧嘩したから、もう家に入れてもらえないかも・・・」
あなた「それは大変ですね。1Kですけどしばらくウチに泊まります?」

 

真面目キャラ

真面目という言葉は、笑いと反対のように聞こえますが、真面目過ぎる言動は笑いになります。
バラエティ番組で、芸人さんがボケるところで真面目なことを言って「真面目か!」とツッコまれているのをを観たことがあるかと思いますが、あのイメージです。
真面目にやらなくて良いところまで狙って真面目にすることでキャラになります。

 

例1

(カップラーメンを食べるとき)
同僚「よし、もう3分経ったかな」
あなた「ちょっと待って・・・あと18秒ある」
同僚「細かっ!」

 

例2

(合コンで)
友達「みんな連絡先取り替えようよ!」
女の子「いいよ~」
あなた「親御さんに黙って連絡先教えちゃって大丈夫?」
友達「マジメかよ」

 

否定しないキャラ

何を言われても否定せずに、とりあえず一回乗っかってみる「イエスマン」キャラです。
とりあえず一回乗ってみる精神でやると、笑いが生まれやすくなります。

 

例1

友達「な、そう思うだろ?」
あなた「・・・・」
友達「おい、話聞いてるか?お前エッチなこと考えてただろ」
あなた「(考えてなくても)え?なんで分かったの?」

 

例2

(居酒屋で)
友達「今日飲みすぎじゃない?もしかして彼女と上手くいってないとか?」
あなた「(上手くいってても)・・・え、分かる?すみません、もっと強いお酒ください。」

 

 

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