「なぜ、どうして」と訳を聞く質問|理由の聞き方のポイントとは

「なぜ○○なんでしょうか?」「どうして××なの?」
といった理由や訳を聞く聞き方は、相手に負担をかけてしまうことがあるので注意が必要です。
こちらでは理由を聞く質問の使い方をご紹介していきます。

 

理由を聞かない方が良い場合

会話例

A「新聞を読んで知ったんですが、また円安が進んでいるようですね」
B「ええ、ニュースでもやってましたね」
A「なんで今円安が進んでるんでしょうか?」
B「う~ん。円よりドルが安定資産と見られているんでしょうかね」
A「なるほど。どうしてドルが安定資産と見られるんでしょう?」
B「え、うーん。なんでですかね」

 

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このように、理由を聞く質問は会話の流れを止めてしまう危険があります。
というのも「なぜ」「どうして」と訳を考えるのは、結構な負担になるからです。
理由はすぐに出てこないこともありますし、間違ったことを言ってしまうかもしれないし、知らないときは恥をかかせてしまうこともあります。
知識がない相手を困惑させてしまうのが、この理由を聞く質問です。
答えることができなかった相手を申し訳ない気持ちにさせたり、尊厳を傷つけてしまう可能性もあるので、基本的には避けた方がい良い質問方法といえます。

 

理由を聞いても良い場合

ただし、この理由を聞く質問がピッタリハマるシーンもあります。
それは、相手がその分野に詳しいと分かっている場合です。
相手が経済に知識があると分かっているなら、先ほどの「円安」「安定資産」といったキーワードを深堀りしていくだけで、嬉々として語ってくれることもあります。
相手の得意分野が分かっている場合は、知らないふりをして話を引き出すのも聞き方として有効なテクニックです。

 

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