
雑談・世間話は人間関係を円滑にする便利なツールです。
とはいえ、雑談でよくある「天気の話題」を振るにしても「今日は良い天気ですね」だけでは少し物足りないですよね。
そんなときは「雑談の定型文」をいくつか覚えておくと、雑談がスムーズにできるようになります。
こちらではそんな雑談に使える便利な話題、例文、質問内容をご紹介していきます。
雑談や世間話は、会話の基本ともいえ、上手に活用できれば以下のようなメリットがあります。
・意見が対立しないので、緊張感と警戒心を解くことができる
・相手の人柄や興味を知ることができる
・自分の人柄を伝えることができる
雑談にはこのような利点があるので、「人に会ったらまず雑談する」と意識しておくだけでも、人間関係が円滑になります。
雑談は会話の準備運動のようなもので、スポーツではケガを防ぎパフォーマンスを上げるためにしっかり準備運動をするのが常識ですが、会話でも同じように雑談が使えます。
雑談で話題が思いつかない場合は、以下の2つの語呂合わせを覚えておくと、咄嗟に使えて便利です。
「きどにたてかけし衣食住」(「気候・道楽・ニュース・旅・テレビ・家庭・健康・仕事・着る物・食べ物・住まい」の頭文字をとったもの)
「適度に整理すべし」(テレビ・気候・道楽・ニュース・生活・田舎・旅行・スター・勉強・仕事の頭文字をとったもの)
話題に困ったらこの2つのフレーズを思い出してみてください。
スポンサードリンク
天気の話題で雑談をするときに、「今日はいい天気ですね」だけでは物足りないときは、より具体的な天気や気温のキーワードを添えましょう。
良い天気・・・「小春日和ですね」「夜は一雨くるようですよ」
暑い・・・「真夏みたいな暑さですね」
寒い・・・「真冬みたいな寒さですね」「冬将軍が吹いてますね」
雨・・・「午後には止むようですよ」「ゲリラ豪雨にはまいりますね」
また天気予報をチェックしておけば、「明日は8度も気温が温かくなるようですよ」といった情報を提供できます。
注意が必要なお天気情報は、誰にも喜ばれるのでおすすめです。
「明日はビールが美味しく飲めそうですね」などの話になれば「お酒はお好きなんですか?」といった質問で話が広がっていきます。
職場や仕事での雑談の場合は、他社や他部署の人か、同僚かで内容が変わってきます。
他社・他部署の人の場合は
「相変わらずお忙しそうですね」
「ご活躍のようで、なによりです」
「今日はオフですか?」
同僚の場合は
「忙しそうですが何かお手伝いできますか」
「昨日の件は無事に終わりましたか」
また、職場でなくても初対面の人と話すときは仕事の話はとっつきやすいのでおすすめです。
初対面の相手の職業を知りたい場合、
「お話がお上手ですね。もしかして営業をされていたのですか?」
「お姿からして、クリエーター系のお仕事ですか?」
と質問すれば、相手の反応を伺うことができます。
ただし直接会社名を聞くのは、会社名はふせたがる人も多く、失礼にあたる場合があるので避け他た方が無難です。
仕事を振ったとき相手の反応がよければ、引き続き仕事の話題を掘りさげれば話が広がります。
季節の話題は、旅行や食事にも繋がるのでおすすめの雑談ネタです。
春「週末は桜が満開らしいですよ」
夏「今年は梅雨が長いですね」「昨日、スーパーで早くもスイカが売られていましたよ」
秋 「紅葉狩りの季節ですね」「サンマが旨い季節になりましたね」
冬「寒いので鍋が恋しいですね」
という具合に、その季節の旬の話は雑談の入口にうってつけの話題です。
例えば週末なら「今日はハナ金ですね。今夜は同期と飲み会なんですよ」というように季節ではない「シーズン」も雑談の切り口になります。
健康の話をするときは、相手を気遣う切り口が便利です。
「お元気でしたか?」
「お変わりなさそうですね」
これらの例文は開口一番に使えて便利です。
また相手の健康状態を覚えておいて
「その後、腰の具合はよくなられましたか?」
「手術後の経過は大丈夫ですか?」
といった、その相手に関する質問ができるととても喜ばれます。
「インフルエンザが大流行らしいですね」
「今年の花粉は多いみたいですよ」
といったシーズンの健康ネタは誰にでも使えて便利です。
「この前の健康診断の結果で血圧が高くて」
「え、実は私もなんですよ」
といった具体にお互い健康上の共通点があると、盛り上がるのでおすすめです。
タイムリーなニュース情報は、相手の興味を引くことができるのでおすすめです。
例えば日本全体に関するイベントなら、誰にでもわかる話題となります。
オリンピックやワールドカップをやっている時期なら
「男子の体操が金メダル取ってましたね」
「昨日の日本対ブラジル戦は熱かったですね」
という具合です。明るい話題ならなお喜ばれます。
相手が野球好きなら「昨日の大谷選手も大活躍でしたね」と話題を振るのもいいですね。
スポーツ以外のニュースでも
「来週、iphoneの新作が発表されるみたいですよ」
「A社とB社が合併とは驚きましたね」
「昨夜の夜の地震は驚きましたね」
など、ニュース関連の話題は拾いやすいのが強みです。
相手の好みに合わせたニュースを話題に選べるようになると、会話が自然に広がっていきます。
芸能人のネタは、軽口を言ってもお互いに楽しめるのが利点です。芸能人とは、誰もが知っていながら直接の知り合いではないというのが話しやすい理由です。
「あの二人の電撃結婚はショックでした」
「あの俳優さん、病気を克服して復帰したようですよ」
「今年の紅白の司会は○○さんで決まったみたいですね」
このような芸能ネタが好きな人は意外と多いので、あまり生真面目になりすぎず、軽い話題にして活用しましょう。
テレビを観ていると料理番組や食レポが多いことからも分かるように、「食」は誰からも興味を引ける話題です。
「明日、駅前に有名ラーメン屋の支店がオープンするみたいですね」
「商店街のパスタ屋さんいつも行列が出来てますね」
「最近『俺の○○』って飲食店多いですよね」
このような食に関する話題のなかでも、特に「飲食店」「レストラン」のネタはお得情報にも繋がるので喜ばれます。
「看板」「行列」「閉店セール」など、ちょっとした変化がないかアンテナを張って歩くと、いろいろな雑談ネタを見つけることができるはずです。
・季節を意識する
・日頃からカレンダーをよく見ておく
・流行をチェックしておく
・移動中の風景をよく見る
こういったポイントを意識すると、上手に話題を仕込めるようになります。
身のまわりに関心を向けて、話題は自然に拾えるようになりましょう。
「相手の興味がある話題=鉄板のネタ」ですので、相手の情報が分かればわかるほど、雑談は広げやすくなります。
話題を日頃から集めておき、雑談の定型文を用意し、相手の情報を集めることで、雑談というコミュニケーションツールを使いこなしましょう。
スポンサードリンク