明るい声で話す方法|声色を明るくするコツ

明るい声で話すことができると、相手に親しみやすい印象を与える効果があります。
声色が明るい人の周りには人が集まってきやすいので、人間関係にも良い影響を与えることもできます。
こちらでは、明るい声で話す方法、声色を明るくするコツをご紹介します。

 

明るい声は「ファ」か「ソ」の高さ

人と話すときは、意識して少し高めの声を出すよう心掛けるのがおすすめです。
低い声にも、「落ち着きがある、信頼できそう」」という印象を与えやすいメリットがある一方、「とっつきにくい、冷たい、恐い」という印象を与えてしまうリスクもあります。
なので、雑談の場などではデメリットが少ない明るめの声を目指すのが無難です。

 

具体的には、ドレミファソラシドでいうと、「ファ」か「ソ」くらいの高さで話すようにしましょう。
普段何も意識していないと、普通の人は「ド」か「レ」くらいの高さなので、「ファ」以上は意識的に出さないと出てきません。
音程は自分の中での「ファ」「ソ」の高さで大丈夫です。
正しい音階でということではなく、普段より明るい声色を出すのが目的です。

 

実際に「ファ」か「ソ」の音で声を出してみると、普段自分が聞こえている声と違うので「こんな声では高すぎるのでは?」と違和感を感じるかもしれません。
しかし、聞き手に親しみやすさを与えるには、自分では高すぎると思うくらいでちょうどいいです。

 

自分の声を録音して聞いたことがある人なら「私の声ってこんななの?」とショックを受けた経験がある方もいると思います。
私達が普段認識している自分の声は、自分の頭蓋骨内を響いて聞こえる声なので、録音して聞いた声とは全然違います。
しかし、周りの人たちが普段聞いているのは、この録音した方の声なのです。

 

なので自分では「高すぎる」と感じた声はいつもより明るい声だから違和感を感じるだけで、相手には丁度いい高さになっています。
試しにいつもの地声と「ファ」の声色で、同じ言葉を録音して聞いてみてください。
頭蓋骨で聞いたときよりも、録音で聞くと高い声の方に明るさを感じると思います。

 

声色を「ファ」か「ソ」の高さににするだけで、周りよりも明るい声を出すことができるようになります。
もしそれでも声が低くなりがちな方はテンポ良く、早めに発声するようにするだけで、より明るさが出てきます。
高さとテンポに気を付けて話をしてみてください。

 

スポンサードリンク

 

明るい声と感じる声の大きさ

明るい声には、声の大きさも重要です。
とはいえ大きい声が常に理想的ということはありません。
大きい声で話した方が良いシチュエーションと、抑え目で話した方が良いシチュエーションがありますので是非覚えておいてください。
まず、人は雑音が嫌いなのにもかかわらず、雑音が大きく聞こえる性質があります。
雑音は聞きたくないにもかかわらず、雑音以外より約50~60%くらい大きく聞こえるように感じると言われています。
これは「普段聞きなれない音=危険な音」と察して、いつでも逃げ出せるように身に付いている本能です。

 

明るい良い印象を与える声は「雑音」とは正反対でなくてはいけません。
相手に興味のない話を大きい声で話すと、「なんだかうるさい人だな」と思われてしまいます。

 

相手が興味を持った話=大きい声で話す
相手が興味がなさそうな話=小さい声で話す

 

実際に相手の興味に気を配って声の大きさを調整するのは難しいので、

 

相手の事を話しているとき、相手の話へのリアクション=大きい声で話す
自分の事を話しているとき=小さめ声で話す

 

でも、大丈夫です。

 

人は誰もが自分の話を聞いてもらいたいもので、逆に他人の話には鈍感になりがちです。
そこを利用した声の大きさの調節方法です。

 

大きさの目安ですが、大きい声が100だとすると小さい声は60~70くらいがいいでしょう。

 

また、「大きい声を出して相槌をすることで、相手への興味を伝えられる」「小さい声で自分の話をすることで、相手の興味と集中力を高められる」という副次的な効果も期待できます。

 

スポンサードリンク