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相手によって話し方を変えよう|上手な話し手になるコツ

会話や雑談のコツとはいえ、万人に通じないテクニックもあります。
それどころか、ある人には効果的でも、ある人には逆効果という話し方もあるので注意が必要です。
しかし、その人のタイプを見極めたうえで、その人が喜びそうな話し方が出来れば一気に距離を詰めることができます。
相手によって話し方を変えられるようなったら、もう恐い物はありません。

 

性格診断も様々で、4種類、5種類に分類する診断方法から10種類以上に細かく分類するやり方もあります。
しかし、目の前にいる人に性格診断テストをやってもらう訳にもいきませんし、その必要もありません。

 

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相手のタイプはあなたの感覚で決めてしまってOKです。
分類は大きく分けて4つ。
すなわち「リーダー」「盛り上げ」「理系」「大人しい」の4タイプです。

 

この全てのタイプの人がいない組織は回らないという分類分けで、何かしらの研修で自己分析をしたかもしれませんね。
ちなみに日本人では、大人しいタイプが一番多く、一番少ないのはリーダータイプです。
割合は大体リーダー:盛り上げ:理系:大人しい=1:2:2:4とも言われています。

 

会社で仕事が終わったあとに
「よし、飲みに行くぞ!」というのがリーダータイプで、
「いいですね!」というのが盛り上げタイプ、
「・・・お供します」というのが大人しいタイプ、
「いや、まだ明日の準備が終わってないですよ」というのが理系タイプです。

 

それではタイプ別に喜ばれる話し方と、嫌がられる話し方を見ていきましょう。

 

リーダータイプとの話し方

「和食と中華どっち行きますか?」と聞いたら「和食」「中華」とハッキリ答えるのがリーダータイプです。
リーダータイプはハッキリとした結論を求めます。
ハッキリとした受け答え、利益のある話が好きで、会話の結論が見えないことを嫌います。

 

リーダータイプの上司から「今日の研修は理解できたか?」と聞かれたら
「はい、理解できました」「いいえ、理解できませんでした」とすぐに答えます。
はい、いいえ、を答えず冗長に答えてしまうと、リーダータイプをイライラさせてしまう危険があります。

 

まずYES、NOを答えてから、補足説明があれば付け足すようにします。
リーダータイプは要領がいいやりとりが好きです。
また自分の意見を言う時は、「根拠」「理由」を用意するようにしましょう。

 

大人しいタイプとの話し方

「和食と中華どっち行きますか?」と聞いたら「どっちも好きですね・・・」とハッキリ答えないのが大人しいタイプです。
優柔不断なところがあります。
丁寧な言い回し、褒めてもらえることを好み、批判や強引さを嫌います。

 

例えば営業が売りこんでも、
「そうですね、うちは他のサービスと契約中で、変えるのも難しいですからね。そちら値段も安くていいんですが、周りと相談しないとなんとも・・・」
とノラリクラリとかわされてしまい、なかなか本音を言わないので、営業泣かせといわれるのもこのタイプです。
いくらこちらが質問しても、明確な答えは返ってきませんし、選択を迫ると距離をバリアを張られてしまいます。

 

大人しいタイプの人には、決断を急かしてはいけません。
一度でも心を閉じてしまったら、もうそれっきりになってしまいます。

 

「例えば、こういう感じはいかがでしょうか」「こういうご希望でしょうか」
といった具体で、相手に本心に向かって、ゆっくり、一緒に案内していくイメージです。

 

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また、話をしていく中で「それはいいですね」と言ってくれた場合も要注意です。
大人しいタイプは空気を読んで、「いいですね」と言ってるだけのこともあるからです。
見極め方は言葉以外に注目すること。
言葉じゃない、声の大きさ、笑いの高さ、表情、目の大きさに注目して判断します。

 

大人しいタイプは打ち解けるまで一番時間がかかりますが、一度仲良くなれれば末長い付き合いが期待できます。

 

理系タイプとの話し方

理系タイプは合理的な会話、根拠のある話を好み、ノリや勢い、適当さを嫌います。
理系タイプは正確に物事を進めたいタイプです。
会話の中でも、大筋の流れとは別に、気になる疑問が出てきたら聞かずにはいられません。
そんな細かいことを・・・と思うかもしれませんが、相手の疑問を適当に流してしまうと、逆に話がこじれる原因になります。

 

一つ一つ疑問を解決し、納得してもらうしかありません。
理系タイプの特徴として、感情表現が乏しい、リアクションが薄い、淡々と細かい質問をする、というのがあります。
相手から質問されるのを待たずに
「何か気になるポイントはありますか?」
と聞きながら話を進めると、理系タイプは安心するはずです。

 

盛り上げタイプとの話し方

盛り上げタイプは、明るさや面白さを好み、乗りが悪いことを嫌います。
盛り上げタイプは話好きなので、会話は盛り上がるけれども、本題に入れないということがあります。
しかし、そこはあまり気にせずに、盛り上げタイプとは純粋に会話を楽しめば大丈夫です。

 

話しているうちに、話に割り込んでくる、楽しそう、声が大きい、前のめり、といった話に食いついている様子が伺えたら、そのまま楽しい会話に乗っかってしまえば大丈夫。
ただし、どうしても話さなくてはいけない本題がある場合、本筋に戻すキーワードをいくつか用意しておきましょう。

 

話を戻すタイミングを完全に失ったとしても、盛り上げタイプの話は続きますので、どこかが戻すチャンスが来るものです。
焦って話をぶつ切りにしてしまうのが一番危険です。
盛り上げタイプとは、話を合わせるようにしましょう。

 

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