聞き上手になるための練習方法4選|人の話を聞く力を磨こう

相手の話を上手に引き出す「聞き上手」な人には、人を引き付ける魅力があります。
話し方が上手い人よりも、聞き方が上手な人の方が人間関係が良好になりやすいので、聞き方を練習しておくことはとても重要です。
こちらではそんな聞き上手になるための練習方法をご紹介していきます。

 

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相手の気持ちを予想する

よく、聞き上手になるためには相手の気持ちを理解することが大切と言われます。
とはいえ相手の気持ちを完璧に理解することは、超能力者でもない限り不可能です。
しかし100%理解することは不可能でも、ある程度なら予想することができます。

 

まずは相手の気持ちがポジティブなのか、ネガティブなのかだけでも意識しながら話を聞くだけでも自然とリアクションができるようになります。
テレビやラジオで話を聞くときに「これはポジティブ」「これはネガティブ」と意識するのも、聞き上手になるための練習になります。

 

具体的には「話の内容」と「相手の様子」に注目すれば、ポジティブかネガティブかくらいなら簡単に見分けることができます。
「子供が生まれた」「恋人ができた」「試験に合格できた」はポジティブ。
「大きな失敗をした」「失恋した」「失業した」はネガティブ。
こういった話なら内容だけで判断できます。

 

一方、話の内容だけだとポジティブとネガティブの判断が付かない場合は、話し手が楽しそうか、辛そうかが判断材料になります。
このように常に相手の気持ちがどこにあるのかを考えることが、上手に話を聞くための練習になります。

 

 

結論を急がずに、ひたすら聞く

相手の話の内容でも、話し方でもポジティブとネガティブが分からない場合もあります。
分からない場合は、どちらかに決めつけるのではなく、しばらくは淡々と話を聞くようにしましょう。
結果的にポジティブでもネガティブでもない話もありますので、そういうときはこちらもニュートラルに話を聞き続けます。

 

「やっと転職が決まったんだ」(ポジティブ)
「有名企業だったのに辞めっちゃったの?もったいない」(ネガティブ)
「あぁうん。ちょっと色々あってさ・・・(水差されちゃったな・・・)」

 

「最近食欲がなくてさ・・・」(ネガティブ)
「前から体重が気になるって言ってたじゃん。これでダイエットできるね!」(ポジティブ)
「まぁ、そうなんだけど・・・(こっちは本気で心配してるのに・・・)」

 

このように、ポジティブにネガティブ、ネガティブにポジティブな返しをしてしまうのは最悪です。
相手の心情が分かりかねるときは、結論を急がず、練習だと思ってひたすら聞きに徹しましょう。

 

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相手の気持ちの方向にリアクションをする

聞き上手になるためには、ポジティブな話には前向きに、ネガティブな話には寄り添うようなリアクションをすることが大切です。
話し手の感情と同じ方向を向くことが、共感性を高め、「この人は私の気持ちを分かってくれる」と親近感を与えます。
気の利いた言葉が出てこないときは「へぇ」だけでもでもOKですが、ポジティブな「へ~↑」と、ネガティブな「へぇ・・↓」を話に合わせて使い分けることが大切です。

 

言葉に気持ちを乗せられるよう、日頃から練習しておきましょう。
相手の話にリアクションをするときは、意識的にポジティブさ、ネガティブさを付け加えるようにします。
日頃から感情を出さないタイプの方は、少しオーバーに反応するくらいで丁度良かったりします。

 

語彙・ボキャブラリーを増やす

感情を乗せたリアクションに、さらに感情を表す一言を添えられると効果的な相槌になります。
ポジティブな話には「それは良かったね」「嬉しいね」
ネガティブな話には「ついてないね」「それはひどいね」
といった具合で、最初は練習だと思って、難しく考えずに簡単な一言で十分です。気の利いた言葉は必要ありません。

 

一言添えられるようになったら、喜怒哀楽の気持ちを表す語彙・ボキャブラリー少しずつ増やしていければ完璧です。
聞き上手になるための練習として、語彙力を鍛えるのはとても効果的です。

 

嬉しい、楽しい、爽快、幸せ、不愉快、我慢できない、可哀そう、寂しい、むなしい、恐ろしい、憧れる、憂鬱、がっかり、悔しい、つらい、苦しい、せつない、感動する、興奮する、じれったい、すっきりする、なごむ、落ち着く、慌てる、呆れる

 

などなど、日本語には感情を表す言葉がたくさんありますが、どれも微妙にニュアンスが違います。
聞き上手になるための練習だと思って、読書、映画、テレビ、漫画、アニメ、落語など日頃から色々な表現に触れるのがおすすめです。
その中に「この言葉いいな」「この表現、使いたいな」と思った言葉が見つかったらメモ帳にストックして、無理やりでも使ってみるというのが語彙力を鍛える良い練習となります。
練習を繰り返していくと、話し手の感情に近い言葉が自然と出てくるようになります。

 

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