話を盛って話を面白くする方法|話を盛る人の盛り上げテクニック

起こった出来事を正確に伝えると、どうしても面白味に欠ける話になりがちです。
そんなときは話を面白くするため、「話を盛る」のがおすすめです。
会話を盛り上げるために、事実を少しオーバーに伝えることはとても大切です。
こちらでは話を盛って、話を面白くするテクニックをご紹介していきます。

 

話を盛るとは

「盛る」とは事実を元に大げさな表現にすることです。

 

「昨日行った居酒屋にイケメン店員がいた」
「昨日行った居酒屋に、キムタクみたいなイケメン店員がいた」

 

「大盛りラーメン屋に行った」
「二度見するくらい大盛りのラーメン屋に行った」

 

「道で転んだおじさんを見た」
「道でギャグ漫画みたいにキレイに転んだおじさんを見た」

 

と、相手が映像をイメージしやすい表現で盛るのがポイントです。

 

表現を面白く盛るだけで、「面白そうな話!」と聞き手が喰いつきやすくなります。
なんども話を盛っていくと、「ちょうどいい盛り加減」が分かってきて楽しくなってくるはずです。
練習だと思って、日々の雑談の中でも少しずつ盛るクセをつけましょう。

 

話を盛るときの注意点

話を盛るときには注意点がいくつかあります。
まず1つめは、本当にあったことをベースに盛った話をすることです
完全なフィクションでは、ウソっぽさがなんとなく伝わってしまうので、事実を元に盛るようにしましょう。

 

2つめは、自慢になるような盛り方は避けることです。
雑談全般にもいえることですが、自慢話は相手にとって面白くありません。
自分の努力を盛るのも、恩着せがましくなってしまうのでやめておきましょう。
例えば、行列に並んでお土産のお菓子を買ってきた場合

 

「有名なカステラを並んで買ってきた」
→「有名なカステラで、暑い中2時間も並んで買ってきたよ」

 

こうやって盛ると、人によっては恩着せがましく感じてしまうかもしれません。
よほど親しい間柄でなければ、このような盛り方は避けた方がいいでしょう。

 

話を盛るのは、あくまでも聞き手を楽しませるためのサービスのためです。
自分を実際以上に良く見せようとしたり、ウケを狙ったりして話を盛るのはNGです。
ここのさじ加減が難しいのですが、事実だけを説明してもおもしろさが伝わらないと感じたときは、ほんのちょっぴりオーバーに話してみましょう。

 

楽しく話を盛る方法

以下、具体的に話の盛り方をご紹介していきます。
まずはよくある盛り方をパターン化して覚えてしまうと使いやすくなると思います。

 

ビジュアルで盛る

例:辛いカレーを食べたとき

「見た目が真っ赤のカレーで、舌が痛くなりました。水も何杯も飲みました」
「見た目がマグマみたいに真っ赤っ赤なんです。一口食べるだけですごい激痛!一口食べる度に水、一口食べる度に水、修行してる感覚で完食してきました」

 

「頭の天辺が汗がグワッって吹き出てきて涙ぐみそうになりました。一口食べたら頭がジーンとシビレて、舌がヒリヒリするんで、ひとくち食べては水をがぶ飲みを繰り返して、お腹タップンタップンになりました」

 

ビジュアルを盛るだけで、聞き手も映像のイメージが沸いて楽しく聞くことができます。

 

有名人に例えて盛る

例:店員がイケメンだったとき

「昨日、ランチに行ったカフェの店員がイケメンだった」
「昨日、ランチに行ったカフェの店員が、玉木宏そっくりイケメンで、思わずサインくださいって言いそうになった」

 

「思わずサインくださいって言いそうになった」で笑いを狙った盛り方です。
聞き手も「それは言い過ぎだろ」とウソだと分かりながら聞いてくれるウソはOKです。

 

擬音語で盛る

音を表現する擬音語を付けるだけでも単語を盛ることができます。
擬音語はフランス語で「オノマトペ」と呼ばれ、世界中で使われている言葉です。
この「効果音」的に使うと自然と話を盛ることができます。

 

満員電車
ギュウギュウ詰めの満員電車

 

ラーメンを食べる
ラーメンをズズッと食べる

 

明るい太陽
ギラギラの太陽

 

大雨
ザーザー振りの雨

 

などが擬音語で盛った例として挙げられます。
単に「満員電車」というよりも擬音語を使った方が込み具合が強調され、聞き手も臨場感のある映像が浮かびやすくなります。
さらに身振り手振りを加えるとイメージしやすくなります。

 

特に感情を表に出すのが苦手な方は積極的に擬音語を使うことをおすすめします。
擬音語が会話に抑揚をつけるな役割を果たすので、淡々と話しがちな人でも相手に映像が伝わりやすくなります。

 

中でも特におすすめなのは「パ」行を使った効果音です。
パ行は炸裂音なので、耳に残ります。
世界的に話題になった「PPAP」も「ペンパイナッポーアッポーペン」というパ行の威力のたまものです。

 

パ~っと飲みに行きましょう」
ピンと来ました」
ピッタリだと思います」
プルプルのゼリー」
ぷりぷりの刺身」
「ついペラペラとしゃべってしまいました」
ペロッと完食です」
「ついポロっと本音が」
「涙がポロポロ

 

パ行なら、初めて聞くようなオリジナルの擬音語でも大丈夫です。
パ行は本当に強力で耳に残るだけでなく、明るさやポジティブさを印象づけられます。
是非使ってみてください。

 

 

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