反応が薄い人、リアクションが薄い人との話し方

反応が薄い人、リアクションが薄い人と話すときは、どんなことに気をつけるといいでしょうか。
日本人は国民性から大人しい人が多く、喜怒哀楽より無表情が得意とも言われていますが、あまりにも反応が薄いと話も盛り上がりません。
一方、反応が薄いと言われる人も実は悪気があるわけでなく、本人はしっかり話を聞いているつもりなのに、周りから「反応が薄い」と言われて直したいと悩んでいる場合もあったりします。

 

悪気なく反応が薄い相手には、ついつい反応してしまうような話し方をするのが効果的です。

 

一度でも相手から反応を引き出すことができれば、反応のハードルがグッと下がるので、まずは思わず反応してしまう話し方を試してみましょう。
こちらではそんな反応の薄い人、リアクションが薄い人と話すときのコツをご紹介していきます。

 

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相手の目を見て話す

会話の基本とも言えますが、相手の目を見ながら話すと、相手もつい話に引き込まれて反応しやすくなります。
目を合わせることで「あなたに向けて話してますよ」というメッセージが強く伝わるためです。
目を見られると、ついつい目をそらしたくなる気持ちもあって、思わず「うん」と頷きやすくなります。

 

注意点として、目を見つめすぎると威圧感を与えてしまうので、適度に視線を外してあげましょう。目ばかり見るとこちらも緊張するので、眉間、鼻、首元など適度に視線を移していくといいでしょう。
相手の方向に視線を向ければ、真剣さが伝わり、相手もつい反応してしまうものです。

 

話の区切りで、あえて黙る

相手の目を見ながら話しても反応が薄い場合は、一度話を区切ってみるのも効果的です。
一瞬沈黙が流れますが、ここで慌てて次の話をはじめずに、ゆっくりと相手の目を見ながら反応を待ってみましょう。
少しの間を作るだけで、次は自分が反応する番だと思ったり、沈黙を嫌がったりした相手から、反応を引き出すことができます。
ただでさえ目をそらしたいのに、沈黙の中ですので、思わず「うん」と頷いてしまいます。

 

こちらからゆっくり頷く

話の区切りで相手の反応を待ってもダメだった場合は、相手を見ながらこちらからゆっくりと頷いてみましょう。
ミラーリング効果で、相手から何らかの反応を引き出すことができます。
逆にここまでやっても何の反応も示してくれない場合は、意識的に無反応を決め込んでいたり、話を終わらせたがっている可能性があるので、一度話を切り上げた方がいいでしょう。

 

反応を引き出せたら感謝を示す

「強引に相手の反応を引き出しても失礼では?」と思うかもしれませんが、面白いことに1度頷かせることに成功すると、反応も薄い人もその後は自然とリアクションが出てくるようになったります。
そしてリアクションを引き出すことに成功したら、

「頷いて聞いていただけて、助かります」
「そうやって聞いていただけると、安心します」

などと相手のリアクションを褒めて感謝を示せば、悪い気はしないものです。

 

こう言われると、反応の薄さを直したいと思っている人なら「自分もちゃんとリアクション出来るんだ」と自信を取り戻して嬉しくなるはずです。
お互い気持ちよく話せるよう、相手の反応を引き出してあげるも立派な会話術です。

 

反応が薄い人も気分が乗って反応を示してくれるようになっていくと、雑談の雰囲気も柔らかくなります。
お互い気持ちよく話せれば、多少入口が強引でも結果オーライです。

 

このように相手のリアクションを引き出して、場を和やかにする会話術は、ビジネスでプレゼンをするようなシーンでも有効です。
例えば大人数の前プレゼンをする場合、会場の右側と左側にそれぞれ1人ずつターゲットを選び、その人の目を見ながら上記の方法を使い1度頷かせます。
一度ターゲットが「うんうん」とリアクションをするようになると、面白いもので今度はターゲット以外の周りの人たちまで頷くようになってきます。

 

こうやって会場全体が温まれば、プレゼンの内容も受け入れられやすくなります。
人前で話す機会があれば、是非使ってみていただきたいテクニックです。

 

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