「疑問形」で感じていることを素直に喋ると話題が広がっていく

「疑問形」で感じていることを素直に喋ると話題が広がっていく

コミュニケーション能力に苦手意識がある人や、話し方のスキルが低いビギナーレベルの人が、簡単に人との会話を続けられる方法があります。
それは誰かと話すときに、「今、感じていることを素直に喋ってみる」ということです。
これなら、特別テクニックが不要ですから、誰でも簡単に会話のきっかけが掴めるのではないでしょうか。ただし、この話法には、コツがあります。

 

そのコツとは、断定的な言い方をせずに、相手に問いかけるように話すことです。例えば、その日が秋晴れの晴天だったとします。あなたが、「今日は、いい天気で気持ちがいいな」と感じたとしても、そのまま相手に話すとぶっきらぼうな印象を与えてしまいます。ですから、「今日は、いい天気で気持ちがいいですね?」と断定的な語尾にせずに、相手に問いかけるような疑問形に変えるのです。疑問形で話す、これがこの話法のコツです。

 

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例えば、「今日は、いい天気で気持ちがいいな」と口にしたとしましょう。相手は、自分に話しかけられたのか、単なるひとり言なのか判断できず困ってしまうのではないでしょうか。そして、変な人だなという印象を与えかねません。

 

ですから、「いいお天気ですね?」、「気持ちのいいお天気ですね?」などと、必ず相手に問いかけるように話しましょう。話す内容は何でもかまいません。開口一番の挨拶では、お天気の話題が出やすいですね。このほかにも、「今週は3連休で楽しみですね?」、「最近は電車の遅延が多いですね?」といった話題や、喫茶店で商談をするときに「さすがにこの時間帯は混み合いますね」など、その場その場で自分が感じたことを、素直に相手に伝えてみましょう。

 

この方法だと、事前に何を話そうかと考えておく必要もありません。その場その場で、五感で感じたことを口にするたけなので、心理的な負担も少ないのではないでしょうか。

 

コミュニケーションに苦手意識がある人は「何か場違いなことを口にするのではないか」、「相手をシラケさせてしまうのではないか」など、自分が変に思われないかという緊張感でいっぱいの人が大半です。

 

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緊張でガチガチになっている人に、リラックスして会話を楽しみましょうとアドバイスしても無意味です。リラックスして会話を楽しめる人は、そもそも会話やコミュニケーションに苦手意識を持つ必要がないからです。ですから、コミュニケーションがビギナーレベルの人は、話すという行為のハードルを下げることを意識することをおすすめします。

 

そして、このハードルを下げる方法が、感じたことを相手に伝えるというコミュニケーションなのです。

 

例えば「今日はいいお天気で、気持ちがいいですね?」と会話をスタートして、相手が「そうですね」と答えるだけで、その話題が途切れたとしても、全然気にする必要はありません。一旦、話題が途切れると、次に何を話せばいいのか……と頭がパニックを起こすことがありますが、このようなシーンでも何を話そうかと心配しなくても大丈夫です。

 

続けて、その場で感じたことを相手に尋ねる形で話題にしていくと、いつの間にかお互いの間の距離が縮まり、会話もスムーズに進んでいくものなのです。「雰囲気のいいお店ですね?」、「ここのコーヒー、おいしいですね?」、「年度替わりなので、お忙しいのではありませんか?」、「今日は電車が途中で10分も止まってしまって……、待ち合わせに遅れないかと焦ってしまいました。お待たせしませんでしたか?」などなど、何でもいいのです。

 

こんなことを話して相手にバカにされないかなどと不安に感じることもあるかもしれませんが、いつまでも沈黙していることに比べれば、自分の気持ちを相手に伝えることは、何千倍もマシです。逆に、自分の感じたことを口にすることで、相手は「この人は誠実な人なのだな」、「自分に気を使って、一生懸命話しかけてくれているのだな」と感じて、好感度が上がる可能性のほうが高いのです。

 

 

会話上手になるためには、場馴れすることです。会話が苦手だからと話すことにためらっていては、いつまでも「無口キャラ」から逃げ出せません。それどころか「影の薄い人」、「人間関係を築くのに消極的な人」などの印象を与えて、せっかくのチャンスを逃してしまうことも多いでしょう。

 

このような状況から脱却するための、最強の武器ともいえるのが、思ったことをそのまま、相手に問いかける形で口にすることなのです。

 

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そのための練習として、一人でいるときに、頭のなかで感じたことをしゃべるシミュレーションを行うのもいいでしょう。たとえば一人で電車に乗っているときに「今日は特別に混み合っていますね?」、外の風景をみながら「あそこに新しいビルが建設中ですね?」、「電車ではみんながスマホに夢中ですね?」など、感じたことを頭のなかで言葉にしてみましょう。道を歩いているときも、同様です。「たんぽぽが咲いていますね?」、「そろそろ桜が、色づき始めましたね?」、「花見シーズンですね?」、「おしゃれなカフェがありますね?」などなど、自分が五感で感じたことを、頭のなかで言葉に変換してみてください。

 

自分で感じたことを意識的に言葉に変換することに慣れてきたら、いよいよ実際に、人との会話で試してみましょう。これは、自分から話しかけるのがヘタな人に、ぜひ試してもらいたい訓練です。

 

相手から話しかけられたら答えるけれど、自分からなかなか話しかけられないという人は多いものです。しかし、自分が感じたことを口にするだけなら、ハードルはそれほど高くはありません。たとえば、大勢の人前でプレゼンテーションをする場合や、相手に自分の要求を通すための交渉をする場合などは高度なスキルが求められますが、単なる日常会話であれば特別なスキルは不要ですし、足が震えるほど緊張することもないはずです。

 

ただ、コミュニケーションに苦手意識がある人にとっては、少々勇気が必要かもしれません。そこで、頑張って取り組んでほしいのが、意識的に自分から話しかけるトレーニングです。

 

1週間に1人を目標に、誰かに自分から話しかけてみてください。同僚でも先輩でも、後輩でも、上司でも誰でもかまいません。エレベーターに一緒になったときに、「おはようございます、今日は寒いですね?」。休憩室で誰かと顔を合わせたら、「今日は寒いから温かい飲み物がほしくなりますね?」。相手が、思うように返事をしてくれないことがあるかもしれません。でも、めげないでください。

 

ダメ元の精神で、とにかく自分から話しかけることに体と気持ちを慣れさせましょう。このときに忘れてはいけないのが、笑顔です。そして、自分から話しかけることを続けているうちに、向こうから挨拶をしてくれたり、話しかけたりしてくれるようになります。話しかけるという行為は、こちらから相手に歩み寄って、心を開こうとしているサインです。相手を気にかけている行為なのです。人は、自分のことを気にかけてくれる相手に対して悪い感情を抱きません。ですから、勇気をもって自分から話しかけましょう。

 

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コミュニケーションの達人になり、人脈の宝庫を作るためのトレーニング

 

自分から話しかけることに慣れてきたら、さらにレベルアップしましょう。次は、こちらから相手を誘ってみるのです。次は、1週間に1人を目標に、会話をする場に誘ってみましょう。ランチタイムの昼食、お茶、仕事帰りの居酒屋、休日のゴルフなど、何でもかまいません。

 

コミュニケーションの場を設けて、相手にこちらから話しかけてください。誰を誘ってもかまわないのですが、コミュニケーションスキルを上げたいなら、自分がこうなりたいと思う憧れの人や、目標とする人を選びましょう。

 

もし、自分が引っ込み思案であることにコンプレックスがあり、リーダーシップに優れている先輩Aさんに憧れているなら、その人をぜひ誘ってみてください。自分と同じ引っ込み思案タイプの人と会話をするよりも、学ぶことがたくさんあるはずです。

 

誘ったら、自分から話しかけること。そして、相手の話にしっかりと耳を傾けることを意識してください。そうすることで、相手の魅力を身近に感じることができますし、相手の考え方や気配りなど、さまざまな学びが得られます。自分とまったく正反対のタイプの人が、どのような発想をするのか、ふだん何を考えて行動しているのかなど、学ぶ点はたくさんあるはずです。正直に、自分が引っ込み思案で悩んでいることを相談してみるのもいいでしょう。

 

このようにして、自分が憧れたり、こんな風になりたいと思う人と話すことで得られたことを、メモや日記帳などに記録していきます。会話した相手が5人、10人と増えていくにつれ、かけがえのない財産になるはずです。

 

1週間に1人を目標に、これを3か月から半年程度続けてみてください。最初の頃に比べて、会話やコミュニケーションのスキルが飛躍的に向上したことを実感できるはずです。

 

 

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