飲み会を盛り下げてしまうタブーな話題とは?話の上手な変え方もご紹介

飲み会は、アルコールが前頭葉をマヒさせますので、いつもは我慢していることもついポロっと出てきてしまうもの。ついつい本音が出てしまう場です。
本音をぶつけ合うことで、お互いの距離が縮まることも多いですが、注意が必要な話題もあります。

 

誰かの悪口

例えば、どの職場にも悪口を言われてる人が一人二人いると思いますが、その人の悪口です。

 

迷惑をかけられた、空気を読まない、職場のルールを守らない。
実際にこういった人の行為で、ストレスを日々感じていれば、飲み会で悪口を言い合ってガス抜きしたい気持ちはよく分かります。
多少の悪口で笑い合って、場を盛り上げる程度なら、その場の一体感が生まれることもあります。
しかし、お酒が入ると、その人に対しての悪口がヒートアップして悪口合戦が始まってしまうこともよくあるので、そこは要注意です。

 

特に危ないのは、上司への悪口です。
その場では盛り上がったとしても、どこからその悪口が本人の耳に入るか分かりません。
つい軽口をたたいてしまったばかりに、告げ口されて、翌日からその人の態度が急変しているなんてこともあったりします。

 

楽しいはずの飲み会が悪口合戦で悪い空気に向かいそうなときは、なるべく違う話題へと誘導するのがベストです。
ただし、「人の悪口はやめよう」と正論を言っても、場の空気水を差してしまいますし、「何良い人ぶってるんだ」と顰蹙を買ってしまいます。
話が盛り上がりすぎて軌道修正が難しい場合もあると思いますが、あくまでも自然と話題をシフトさせるようにしましょう。
具体的には以下の方法がおすすめです。

 

内輪ネタ

その場全員が分かるくらいの内輪ネタは、むしろ一体感が生まれて大いに盛り上がりますが、一部の人にしか分からないような内輪ネタは避けるようにしましょう。
人は共感できない話を退屈だと感じますので、内輪ネタが分からない人にとっては白けてしまいます。
分かる人同士では大いに盛り上がってしまうのが諸刃の剣で、油断すると出てきやすいのが内輪ネタでもあります。
内輪ネタは一層注意して、なるべくしないようにしましょう。

 

自慢話

「面白い話=共感できる話」なので、自慢話はその真逆を行く話題です。
ここでの「面白い」は笑いだけに限らず、興味深い話も含みます。
相手から共感されない話題は、とにかく避けるようにしましょう。

 

少し話が逸れますが、テレビやメディア構成では視聴者の共感を狙うのは常識中の常識となっています。
例えばテレビ番組を見ていて「やけにグルメ番組が多いな」と思ったことはありませんか。
食べる行為は誰もがやっている行為なので共感を得やすく、面白いと思ってもらいやすいからです。

 

自慢は「人があまりやっていないこと」です。この自慢話を披露するのは、共感の真逆を行く自殺行為ですので絶対に避けるようにしてください。

 

話題の上手な変え方

気付かなかったフリをする

肯定も否定もせずに、知らなかった振りをして話を逸らす方法です。

 

「あの人そんな一面があるんだ?俺なんか自分のことで手一杯で全然気が付かなかったよ。」

 

話し手の気分を害すこともありませんし、周りでこっそり聞き耳を立てている人に、この人は口が堅くて信用できると思わせることができます。誰も傷つけることはありません。

 

冗談っぽくする

気付かなかったフリが出来ない場合は、なるべく笑いとばす方向に話を持っていきます。

 

職場の空気が読めない同僚の悪口大会が始まった場合は、

 

「彼のお陰でずいぶん我慢強くなってさ。そういえば彼と一緒になってから夫婦喧嘩減ったわ(笑)」
「我が社最強の困ったちゃんとして、年末表彰してもらえそうだね(笑)」

 

など、なるべく冗談っぽい悪口にして笑いを取れれば、良いガス抜きにすることができます。

 

有名人の悪口にする

誰かの悪口を、芸能人の悪口にシフトして話題を逸らす方法もあります。
「空気読めないっていったらさ、あの女優の発言も相当だよね」などと、似たようなことで話題になっている芸能人や有名人に、矛先をシフトします。

 

芸能人は悪口をいわれることも含めて商売といった部分もありますので、ここは有名税ということで、社会のために犠牲になってもらいます。
実際に顔を合わせる人の悪口よりは、テレビに出ている芸能人の悪口にすり替えてしまう方が精神衛生的に健全です。

 

「○○と言えば~」を使う

上司の説教、自慢話が止まらず、つまらなそうにしている人が増えてきたときにおすすめな方法です。
「○○と言えば~」を話を繋げると、誰も傷つけずに話を逸らせることができます。
いきなり全然違う話題にしてしまうと、今話していたに「話を邪魔された」と不快感を与えてしまいます。
下手をすると人間関係にひびが入りかねません。

 

「今の話は楽しかったです。今度は違う話で盛り上がりましょう!」という気持ちで、「○○と言えば」を使いましょう。
「○○」には今話していた人が使ったキーワードをそのまま当てはめます。
そうすることで、話を逸らされた側も、自分の話から話題が広がったと感じてくれるので、話題が変わっても気分を害しません。

 

例1

上司「今年買ったタワーマンションの住み心地が最高なんだよ。家は早く買った方がいいぞ」
あなた「家といえばこの間実家帰ったら、突然母がネコ飼い始めてたんですよ!」

 

例2

上司「お前は仕事を甘く見てる。俺が新人のときは~」
後輩「・・・・はい、申し訳ありません」
あなた「甘く見てるといえば、去年の私の結婚式ですよ。予算の見積もりが甘すぎて~」

 

このように今相手が話したキーワードを拾って「○○と言えば~」で自然と話題をチェンジします。
飲み会で退屈な話題をこっそりと変えられるようになると、まわりからも感謝されることでしょう。

 

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