聞き上手は「相手が口にしたキーワードから、したい話を引き出す」
「先週、京都に行きました」
という話が出たら、相手がしたい話は京都についてですよね。
リアクションは「まぁ京都ですか」でいいでしょう。
「え、先週ですか!?」とリアクションしてはいけません。
話し手も「そっちかい」ってなります。
更に言えば会話は気持ちのキャッチボールです。
「まあ、京都ですか」の言葉に、気持ちが乗せるのがベスト。
この場合はプラスの楽しい感情を乗せましょう。
プラスの感情なら「まぁ京都ですか♪」という言い方が出来ると100点満点です。
一方話し手がもっと複雑な話をしてきたらちょっと困ります。
例えば、「先週、京都に行きまして、私寺巡りが趣味なんですが、特に清水寺がいいですね。豆腐料理も美味しいし、5食も豆腐料理食べちゃいました」と話してきたとします。
内容だけだと、どこを一番話したいのか分かりません。
この話から、恐らく話したいポイントは「京都」「寺巡り」「清水寺」「5回豆腐食べた」のどれかだと推測は出来ます。
でも言葉だけだと正解は分かりません。
この場合、話し手の声のトーンやしぐさで判断できる場合があります。
表情と話し方を観察しながら、どこをわかってほしいのか分析しましょう。
どの話をしたいのか分からない場合は、しばらく「共感攻め」です。
どこの話をしたいのか、しばらくニュートラルで待ちます。
そして話し手が口にしたキーワードから、したい話が分かったら、ここぞとばかりに気持ちを載せて反応してあげましょう。
寺巡りの話がしたかったんだと分かれば、「ぼくも寺巡りしたいなぁ♪」
清水寺の話が肝だと分かれば「清水寺は桜もきれいですよね♪」
豆腐の美味しさに感動したんだったら「京都の豆腐は何回も食べたくなる美味しさなんですね!」
気持ちを載せて反応すれば、もう話し手のトークは止まりません。