リアクションのコツを覚えれば、簡単に聞き上手になれる
聞き上手とリアクションは切っても切れない関係です。
話し手が楽しく話せるかどうかは、聞き手のリアクション次第です。
「昨日話題の『君の名は』、映画観に行ったんだ。」
に対して、
「へー。私も観たよ。イマイチだったな」
とリアクションする聞き手と
「え!いいなぁ私も観たいと思ってたんだ~どうだった?」
とリアクションする聞き手では、話し手のテンションは全く違うものになります。
話し手を気分良くさせられるリアクションを是非覚えてください。
少し大き目のリアクションを
大きいリアクションは話し手は喜ばせます。
「え、何その話、続きを聞かせて!」
というメッセージが話し手に伝われば伝わるほど、話し手は気分が乗ってきます。
しかし、不自然に大げさにやりすぎると「馬鹿にされてるのか?」と思われてしまう可能性があるので、少し大き目くらいがいいでしょう。
いつもやっているリアクションの2割増しくらいの気持ちで丁度いいと思います。
声を出さないリアクション
感情を表に出したり、オーバーリアクションが苦手なら、声を出さないリアクションがおすすめです。
「すごい!とか言うのは抵抗があるなぁ」
と思うなら、是非「目を見開く」「のけぞる」「乗り出す」といった無言のリアクションをやってみてください。
気持ちが相手にもストレートに伝わります。
実際に鏡を見ながら、練習してみてください。
「例の総務課のマドンナ、新人の山田くんと付き合ってるらしいよ」
「!!!」(黙って目を見開く)or(のけぞる)or(乗り出す)
といった具合です。
驚きを表現するときにはのけぞって、興味をそそられた気持ちを表現するときは前に乗り出すといいでしょう。
慣れてきたら「本当ですか!」といった、一言と一緒にアクションできるとさらに相手に伝わります。
間を使ったリアクション
相手が気持ちのこもった話をし終わった時に使います。
相手の人生観とか、辛い失恋話、相談話を聞いたときです。
間髪いれず
「へーすごい!」
「それは可愛そう・・・」
とリアクションしてしまうと、
(本当に話聞いてたのかな?)とがっかりされてしまうことがあります。
この話は力が入ってるな、感じたら少しリアクションを工夫しましょう。
すぐには反応せずに、間を使います。
少し話を吟味しているように、息を引きのばして
「・・・それはすごい」
「・・・可愛そうに」
と小さめにリアクションをすることで、相手はちゃんと話を聞いてもらえたと安心します。
言葉の中に(あまりにも共感してしまってすぐには反応できなかった)というニュアンスを込めます。