相手を気持ち良くさせる魔法の言葉「そもそも」|聞き上手入門
相手をご機嫌にさせる魔法の言葉をご紹介します。
それは「そもそも~」です。
使いどころは、相手の好きなものが分かったとき。
好き、楽しい、夢中になっているなどポジティブな感情を抱いている物事が分かったら、それをはじめる「きっかけ」を聞いてあげます。
「恋人と出会った瞬間」「趣味にハマった瞬間」といった、楽しい記憶を呼び起こしてあげれば、幸福感から自然と話がこぼれてくるはずです。
例えば、新婚のカップルに二人のなれそめを聞いてあげます。
釣りが趣味の人には、ハマったきっかけを聞いてあげます。
酒好きの人には、酒好きになったきっかけを聞いてあげます。
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このきっかけを聞くときに使える魔法の言葉が「そもそも」です。
「そもそも、お二人はどこで知り合ったのですか?」
「そもそも、釣りにハマったきっかけってあるんですか?」
「そもそも、酒が好きになったきっかけってあるんですか?」
と聞いてあげます。
「友達の紹介で知り合ったんだけど、最初は結婚するなんて思ってなかったよ」
と最初は興味が無かったと答えたとしても
「じゃあ、どんなきっかけでお付き合いるようになったんですか?」とそこから話を広げることができます。
この「そもそも」はとても便利なフレーズですが、使いどころはポジティブな物事に対してです。
間違ってもネガティブな感情を持っている物事を掘り下げては、落ち込んだ感情が蘇り、逆効果になります。
「ローンで首が回らなくてさ」
「係長になんてならなければよかった」
と言っている人に、
「そもそも、なんでローン組んだんですか」
「そもそも、なんで係長試験受けたんですか」
間違いなく相手を落ち込ませます。
ケンカにならないよう、「そもそも」を使うシーンは間違えないようにしてください。
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