相手を気持ち良くさせる話し方|上手な言葉で会話しよう
相手を気持ち良くさせるには、相手に響く上手な言葉を選んで会話することが重要です。
こちらでは相手をご機嫌にさせる言葉をご紹介していきます。
そもそも
「そもそも」は相手に気持ちよく話してもらうときに使える言葉です。
おすすめの使いどきは、相手の趣味・好きなものが分かったとき。
「好き」「楽しい」といったポジティブな感情を抱いている物事が分かったら、ハマったきっかけを聞くようにしましょう。
恋人と出会ったとき、趣味にハマったときといった、その瞬間の楽しい記憶を呼び起こしてあげれば、幸福感から自然と楽しい話がこぼれてくるはずです。
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例えば、新婚ホヤホヤの人には
「そもそも、お二人はどこで知り合ったのですか?」
釣りが趣味の人には、
「そもそも、釣りにハマったきっかけってあるんですか?」
酒好きの人には、
「そもそも、酒が好きになったきっかけってあるんですか?」
このように、楽しさが始まったきっかけを聞くときに使える魔法の言葉が「そもそも」です。
新婚さんから「友達の紹介で知り合ったんだけど、最初は結婚するなんて思ってなかったよ」と最初は広がらなそうな答えが返ってきたとしても、「そうなんですか。でも、そもそもどんなきっかけでお付き合いるようになったんですか?」と話を広げ直すこともできます。
この「そもそも」は便利なフレーズですが、使いどころはポジティブな物事に対してだけ使うようにしてください。
ネガティブなことを「そもそも」掘り下げてしまうと、落ち込んだ感情が蘇り、相手を不快な気分にさせてしまいます。
「ローンで首が回らなくてさ・・・」
「そもそも、なんでローン組んだんですか」
「係長になんてならなければよかった・・・」
「そもそも、なんで係長試験受けたんですか」
こんな聞き方をしてしまうと、喧嘩になってしまいかねませんので「そもそも」を使うシーンは間違えないようにしてください。
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特別なことしてるんですか?
次におすすめなのが、「何か特別なことしているんですか?」という質問方法です。
誰しも自分がこだわっていたり、頑張っていたりすることを認められると嬉しいものです。
その心理を上手に刺激できるのが、この質問です。
肌が若々しい人に対しては、
「若々しいお肌ですね。何か特別なケアをされてるんですか?」
髪がきれいな人に対しては、
「きれいな髪ですね。何か特別なケアをされてるんですか?」
病気をしないと言う人には
「羨ましい限りです。健康のため特別なことをされているんですか?」
スリムな人には
「素敵なボディラインですね。運動とか特別なことをされているんですか?」
相手のことを良く見れば、何かしら「この人は、ここがいいな」と思うところに気が付くはずです。
好きなことや自慢に思っていることを話すときに、人は元気になります。
良いなと思ったところを素直に聞くだけで、相手の話を気持ちよく引き出すことができるでしょう。
また、「いいな」と思ったのが、時計やバッグなど身に付けている物だったときでも、この質問を応用することができます。
物を褒めるときは「特別なことをしているんですか?」フレーズはそのままでは使えませんが、
「素敵な時計ですね、何か特別な物なんですか?」
と質問すれば、もしそれが本当に大切にしている物なら、相手を喜ばせることができます。
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どうしてそんなに○○なんですか
「どうしてそんなに○○なんですか?」という質問は、クスっと笑いも誘えるうえ、相手を気持ちよくして話を引き出せる聞き方です。
「どうしてそんなに若々しくいられるんですか」
「どうしてそんなに謙虚でいられるんですか」
「どうしてそんなにたくさん知識を持ってるんですか」
「どうしてそんなに料理が上手いんですか」
あなたの率直な感想を、「どうして~」と聞くだけで、茶目っ気が出ますし、社交辞令っぽさや嘘くささも出にくくなります。
「どうしてそんなに若々しくいられんですか?私なんてこの間同窓会で、同級生に老けたな~って笑われてしまって。なにか秘訣があったら是非教えていただきたいのですが」
このように、「どうしてそう思ったのか」を付け加えれば、さらにゴマすり感を消し去ることができます。
この質問は相手が今まで積み上げたものを肯定して、自己肯定感を与えられるので、特に目上の人に効果的です。
相手が口にした数字
相手の口から数字が出てきたときは、その数字について深堀するだけで、相手を喜ばせることができます。
例えば、マラソンが趣味の人が「先月は100㎞走ったんですよ」と言われた場合、100㎞に対して質問をします。
毎日何㎞走ると100㎞走れるんですか?
100㎞走ると、体にどんな変化が起きるんですか?
そもそも100㎞走破ってランナーにとってはどれくらいすごいことなんですか?
ランニング歴どれくらいで月100㎞走れるようになるもんなんですか?
100㎞と聞いてピンとこない場合でも「へぇ~」で終わらせず、素直に浮かんだ質問をしてみてください。
相手があえて数字を口にしたときは、聞き手であるあなたに、「驚いてほしい」「褒めてほしい」「笑ってほしい」など、なにかしらの反応を期待していることが多いです。
誰しも経験があると思いますが、そもそも数字というのは覚えておくのがとても難しいものです。
その数字をあえて口に出すということは、何かしらの願望が必ずあります。
NGワードは言わない
相手を気持ちよくするためには、禁句やNGワードを知っておいて封印することも必要です。
それ、興味ないんだよね
あれ、つまらなくない?
あれ、くだらないよね
これらの言葉を何気なく使った記憶があるなら、この際に思い切って封印してしまいましょう。
相手から「昨日のテニスの試合見た?錦織選手がさ~」と話しはじめたときに
「ごめん。俺テニスに興味無いわ。」
「テニスって地味じゃない?サッカーの方が派手でおもしろいよ」
「まだテニスなんか見てるの?」
などと言われたら、相手はガッカリしてそれ以上話を続けることなんてとてもできませんし、もう話をしたくないと思われてしまうかもしれません。
もし興味も知識もない話をされたとしても、
「私、テニスあまり詳しくないんですけど、すごい選手がいるんですか?」
と返すことが出来れば、立派な聞き上手です。
相手はあなたがテニスに詳しくないことを承知の上で、丁寧にテニスの魅力を教えてくれるかもしれません。
それがきっかけで、あなたもテニスへの興味が芽生えるかもしれません。
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