質問攻めにならない方法|質問攻めに合う会話を避けよう

質問攻めにしてしまった経験、逆に質問攻めに合ってしまった経験は誰にもあると思います。
会話が途切れるのを恐れるあまり、どうしても質問攻めをしてしまうという方もいます。
こちらではそんな質問攻めにならない方法をご紹介します。

 

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質問攻めにならない方法1 「5秒待つ」

「上手に質問することが、聞き上手になる方法」とよく言われますが、ただ質問すればいいというわけではなく、相手が話したいことを聞くのが上手な質問です。
相手の話の途中で変な質問攻めをしてしまうと、相手が話したい事ではなく、聞き手が聞きたい方向に話がそれてしまいます。
それでは相手は不完全燃焼、楽しい会話になりません。

 

聞き上手な方は、「質問すること」と「待つこと」を上手に使いこなしています。
会話が途切れて沈黙が流れても、何も言わずに相手が話し始めるまで待ったりもできます。
相手に話したいこと話してもらうことが、会話を盛り上げるには大切なことだからです。

 

なので、人の話を聞くときはいきなり質問をせず、まずは相手がどの方向に話を進めたいのかを見極めるようにしましょう。
相手の話が一度止まったら、聞き手の腕の見せ所となります。

 

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「昨日は定時で帰ろうと思ったら、部長に呼び止められちゃってさ」
「あらま」
「まいっちゃったよ」
「そうなんだ・・・」

 

ここで会話が止まった場合、定時で帰ってやりたかったことができなかった話なのか、部長から小言を言われて傷ついた話なのか、全く分かりません。
なのでここでは「何か予定があったの?」「部長はなんだって?」と質問で繋ぎたい気持ちをぐっと抑えて、相手の顔を穏やかに見ながら話の続きを待ちましょう。

 

あなたが落ち着いて待っていれば、相手もゆっくり話を再開することができます。
優しいアイコンタクトを意識することも大切です。

 

目安として最低でも5秒は相手からの次の言葉を待ってみよう。
やってみると分かりますが5秒というのは慣れないとかなり長く感じるはずですが、堪えどころです。
ただ待つのがしんどい場合は、心の中で「5,4,3,2,1,0」とカウントダウンしてみるのも意識がそれるのでおすすめです。

 

「実は彼女の誕生日で、夜景のきれいなレストランを予約してたのにさ。遅刻しちゃったんだよね」
「それは災難だったね」
「彼女怒ってるかと思って、急いでレストランに行ったんだけど」
「せっかくの記念日に遅刻かぁ」
「『仕事ならしょうがないよ』って、笑って許してくれたんだ」
「なにそれ、めちゃくちゃ優しい彼女じゃん!」
「だろ?」

 

続きがこのような彼女自慢をしたかった、ということもあり得ます。
この話をしたかったとすると、「部長から何か言われたの?」という質問は話の本流ではないので、相手を困らせてしまいます。
彼女の自慢話をしたかったという方向性が分かれば、彼女について質問するだけで、相手を喜ばせることができます。
むしろ彼女のことについての質問攻めなら、大歓迎かもしれません。
このように質問攻めにも、良い質問攻め、悪い質問攻めがあります。

 

 

質問攻めにならない方法2 「共感攻めを使う」

質問は相手が話したいことが分かってからがおすすめです。
とはいえ、それまで「ほうほう」「うんうん」「なるほど」だけで会話を繋ぐのは厳しいものがあると思います。
なので相手の話したいことが分かるまでは質問ではなく、共感を相槌に使うといいでしょう。

 

 

質問攻めではなく、「共感攻め」は相手をうんざりさせません。
例えば先ほどの会話例のなかで、別の沈黙があったとします。

 

「実は彼女の誕生日で、夜景のきれいなレストランを予約してたのにさ。遅刻しちゃったよ」
「それは災難だったね」
「・・・・」

 

このあと5秒待っても沈黙が続くようなら、もう一度別の共感の言葉で繋ぐのが効果的です。

 

「それは焦るね」「ショックだね」

 

このような共感の言葉を重ねることで、自然と場を繋ぐことができます。
共感を伝えるだけでも、相手が話を再開しやすくなる効果もあります。

 

共感攻めをしても話の続きがなければ、「その話は終わったんだな」と穏やかに次の話題に移っていけば大丈夫です。
沈黙が起きても、無理して質問攻めをしてしまうとお互いに疲れる会話になってしまします。
沈黙に対しては、「5秒待つこと」そして「共感攻め」ができるようになると、周りとは一味違う聞き方ができるようになります。

 

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