相手の得意分野か趣味が分かればこっちの物|雑談のコツ

雑談をしている中で、相手の趣味もしくは得意分野が分かれば、ひとまず安心です。
趣味や特技は、相手が話したくて仕方ない分野なので、そこを話のタネにすれば雑談は勝手に盛り上がっていきます。

 

「何か趣味はありますか?」とストレートに質問しても良いですし、「休日の過ごし方は?」とか「熱中されていることはありますか?」など相手の趣味を出来るだけ聞き出すようにしましょう。

 

例えばカメラが好きな人には、
「どんなカメラを使っているんですか?」
「どんなものを撮るんですか?」

 

ランニングが好きな人には、
「一カ月でどれくらい走るんですか?」
「大会に出場されたりするんですか?」
「走っているとき苦しくないんですか?何を考えながら走るんですか?」

 

 

など、質問はなんでもいいんですが、できればなるべく自分が聞きたいことを聞くのが良いでしょう。
全然興味がないことは、雰囲気に出てしまいます。
全く興味無さげに質問すると、気分を害してしまうかもしれません。

 

特におすすめな質問は、
「私みたいな初心者でも出来ますか?」です。
人は同じ趣味の仲間が欲しいものですから、色々と教えてくれること請け合いです。

 

相手が中々趣味の話をしてくれない場合は、自分の趣味の話をしてしまうのも効果的です。
自己開示は相手との距離が縮まりますし、あなたの趣味のどれかに喰いつく可能性もあります。

 

「実は麻雀が好きで」と話せば、
「麻雀ですか。実は興味があって覚えたいんですよ」と、今は趣味でなくても、興味があるという場合もあります。

 

日頃から色々と体験することを習慣にしておくと、相手から趣味の話が出てきたときに、
「実は私も1回だけやったことがあるんですが・・・」とより具体的に話を広げられます。
機会があったら面倒くさがらずに、やってみるのもいいですね。

 

 

相手の好きなことを覚えておこう

一度その人の趣味が分かってしまえば、次回以降の雑談ではその人の好きなことや興味のある話題を取り上げれば、簡単に会話を盛り上げることができます。

 

A部長はクラシック音楽環境が趣味、B課長はゴルフが趣味、C先輩は男の手料理に凝っている、同僚のD嬢は日本酒が好きなど、取引先や同僚、上司、先輩などの好きなものをメモなどに書いておきましょう。
相手の趣味を、すべて知る必要はありません。
得意先にもらった名刺の片隅に趣味テニスなど、一言つけ加えておけば記憶に残りやすくなります。

 

誰でも自分が好きなことや得意なことを話すときは、熱が入ります。
雑談でその場の空気を温めるなら、相手が興味をもっている話題を提供するに限ります。

 

そうすれば商談前の雑談でも、担当者の趣味である釣りであればその話題を、サッカーの浦和レッズファンであれば浦和レッズの話題を提供して盛り上がることができます。

 

そして、○○に興味があるなら、□□にも興味があるだろうと、そこから枝葉を広げていくように、相手の好きなことや興味のある事柄を派生させていくと、相手の話題の幅が広がります。

 

たとえば日本酒が好きな人なら、魚介類など日本酒にピッタリの肴にも興味を持っているのではないでしょうか。
日本酒のような味わいの白ワインの話題や、日本酒をおいしそうに飲むシーンがふんだんに登場する映画やグルメ漫画などの話題にも興味があるかもしれません。
このように、相手の好みからその周辺へと話題を広げていけば、話題選びに悩むこともなくなるのではないでしょうか。

 

また、何気ない日常生活でもアンテナが自然と張られるため
テレビを見ていて日本酒の美味しい店が紹介されていたりしたときに
「あ、そういえばDさん日本酒好きって言ってたな。今度会ったらこの店の話してみよう」
となり、自然に雑談が得意になっていきます。