【47都道府県別】方言の一覧表|会話が盛り上がるネタ

北海道地方

都道府県 有名な方言 特徴 具体的な方言例
北海道 北海道弁 「か行、た行」が濁る(例:おとこ→おどご)。「し」と「す」、「じ」と「ず」、「ち」と「つ」の区別があいまい(例:「父」と「土」が同じような発音になる)。

・あやつける(格好つける)
・うまいっしょ(美味しいでしょ)
・しばれる(とても寒い)
・そうだべ(そうだろう)
・ごしょいも(じゃがいも)

 

 

 

東北地方

 

都道府県 有名な方言 特徴 具体的な方言例
青森 津軽弁 「し」と「す」、「じ」と「ず」、「ち」と「つ」を区別しない。私を「わ」、あなたを「な」で表現。

・んめ、めー(美味しい)
・わがんね(だめ)
・け(食べて)
・めごい、めんこい(かわいい)

岩手 岩手弁 「し」と「す」、「じ」と「ず」、「ち」と「つ」を区別しない。かきくけこは「がきぐげご」、たちつてとは「だぢづでど」に濁る

・ありがとがした、おおきに(ありがとう)
・おどごのこ(男の子)
・おでんせ(いらっしゃい)

宮城 ズーズー弁 「い」と「う」、「い」と「え」の区別が曖昧。「し」と「す」、「じ」と「ず」、「ち」と「つ」を区別しない。

・~だっちゃ(~だね)
・いずい(しっくりこない)
・あぺとぺ(でたらめ)
・んでまず(さよなら)

秋田 秋田弁 「い」と「え」の区別が曖昧。「し」と「す」、「じ」と「ず」、「ち」と「つ」を区別しない。「せ」を「しぇ」「へ」、「か・が」を「くゎ・ぐゎ」と発音する。

・~べし(~しよう)
・いねが(いないか)
・しゃっこい(つめたい)
・なしたや(どうした)

山形 山形弁 「し」と「す」、「じ」と「ず」、「ち」と「つ」を区別しない。

・おしょうしな(ありがとう)
・しょす(恥ずかしい)
・おらだっす(私です)
・~けろ、~けれ(~してください)

福島 会津弁 かきくけこは「がきぐげご」、たちつてとは「だぢづでど」に濁る。敬語表現が豊富で語尾が「はんしょ」>「んしょ」>「まっせ」の順で敬意が高くなる。

・いだましい(もったいない)
・ぽっぽい(温かい)
・ずねー(大きい)
・はらくちい(お腹いっぱい)

 

 

 

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関東地方

 

都道府県 有名な方言 特徴 具体的な方言例
茨城 茨城弁 「い」と「え」の区別が曖昧。かきくけこは「がきぐげご」、たちつてとは「だぢづでど」に濁りがち。語尾に「だっぺ」「だんべ」が多く使われる。

・いしけー(ずるい、悪い)
・しみじみ(ちゃんと)
・そうだっぺ(そうだろう)
・えじやげる(腹が立つ)

栃木 栃木弁 「い」と「え」の区別が曖昧。語尾に「がんす」「ござんす」が多く使われる。

・あっかあっか(ひやひやする)
・くさる(濡れる)
・そばえる(甘える)

群馬 上州弁 語尾に「べえ」「だんべえ」を付けて話すべいべい言葉。

・あーね(そうなんだ)
・おめーら(あなたたち)
・おったまげる(びっくりする)
・よかったむし(よかったね)

埼玉 埼玉弁 語尾に「~だね」の意味で「~むし」が付く。

・暑いむし(暑いね)
・あんで?(なんで?)
・うざってー(気味が悪い)
・あさっぱら(早朝)

千葉 千葉弁 「か行」「た行」が濁る。命令を表す語尾として「~たい」が使われる。また禁止の表す語尾に「おいねー」が使われる。

・食べたい(食べなさい)
・しちゃおいねー(してはいけない)
・かーし(かかし)
・あじょした?(どうした?)

東京 東京弁 標準語の基礎。「し」と「ひ」の発音が混同されがち。

・おっかない(怖い)
・ごめんあそばせ(ごめんください)
・おじゃりやれ(いらっしゃい※八丈言葉)
・てやんでぇ(何言ってるんだ)
・おみおつけ(味噌汁)
・からっきし(全然)
・べらぼー(馬鹿野郎)

神奈川 神奈川弁 「し」と「ひ」の発音が混同されがち。語尾に「~じゃん」が使われる。

・面白そうじゃん(面白そう)
・こわい(固い)
・でけぇ(大きい)
・ひゃっけぇ(冷たい)

 

 

 

中部地方

 

都道府県 有名な方言 特徴 歴史上の偉人
新潟 新潟弁、佐渡弁 「い」と「え」の区別がない。語尾の「~だ」を「~ら」、語尾の「~よ」を「~ちゃ」と言う。

・あんべ~(調子)
・じょんのび(のんびり)
・そーら(そうだ)

富山 富山弁 「い」と「え」、「し」と「す」、「ち」と「つ」の区別がない。「~しましょう」の意味で「~まいけ」、「~しなさい」の意味で「~れ」「~られ」の語尾を使う。

・いいかげんにしられま(いい加減にしなさい)
・つかえん(いいよ)
・また、こられ(また、おいで)

石川 能登弁、加賀弁 「はい」の意味で「おいかー」もしくは「おいね」を使う。「~しなさい」の意味で「~まっし」を使う。

・しとりまっし(してください)
・いいがや(いいんだ)
・こけ(きのこ)

福井 福井弁 語尾を揺らしながら伸ばす「ゆすり音調」が特徴。「あのぉ~」「ほやでぇ~」など。

・おっちん(正座)
・うらら(私たち)
・つるつるいっぱい(並々一杯)

山梨 山梨弁 語尾に「~ずら」「~じゃん」「~ちょ」を使う。

・ちょびちょびする(いたずらする)
・ほうけ(そうなんだ)
・いいさよ(いいよ)

長野 信州弁 「~だろう」の推定表現の際、語尾に「~ずら」「~つら」を使う。「~ない」を「~ん」と表現する。

・行かん(行かない)
・とぶ(走る)
・あばね(さよなら)

岐阜 岐阜弁 否定表現の語尾に「~へん」「~ひん」を使う。誘う際の語尾に「~まいか」を使う。

・書かへん(書かない)
・行こまいか(行かないか)
・こっぱい(迷惑)

静岡 静岡弁 語尾に「~ずら」「~ら」「~だら」「~じゃん」を使う。

・たきゃー(高い)
・いくだら?(行くでしょ?)
・うっちゃる(捨てる)

愛知 名古屋弁、尾張弁、三河弁 「うみゃー」(美味しい)、きゃーる(帰る)など独特の言い回しがある。語尾に「~だがや」「~めぁ」「~なも」が使われる。

・あのしと(あのひと)
・おみゃあ(あなた)
・でら(とても)

 

 

 

近畿地方

 

都道府県 有名な方言 特徴 具体的な方言例
三重 三重弁 「~だろう」の意味で「~やろ」「~じゃろ」が使われる。「ほんとやわなー」のように語尾を「なー」で伸ばしたり、山を「やーま」と伸ばしたりする。

・いこら(行こうよ)
・おくれ(ください)
・できやんやん(できないじゃないか)
・なっとな?(なんだって?)

滋賀 滋賀弁、近江弁 「来られる」を「来やんす」「来やる」と表現するように敬語表現が豊富。

・おしまいやす(こんばんは)
・おきばりやす(こんにちは)
・おーきに(ありがとう)

京都 京都弁 否定の語尾「~え」、命令の語尾「~よし」、理由の表現「~さかい」、尊敬の語尾「~はる」といった女性的な柔らかい表現が多い。

・行ったらあかんえ(行ったらだめだよ)
・はよ起きよし(早く起きなさい)
・おこしやす(いらっしゃい)
・きけずやわぁ(意地悪だね)
・かんにんえ(ごめんね)
・はんなり(上品なこと)

大阪 大阪弁 「さ行」が「は行」に変わる(例:おばはん)。語尾の「~だ」が「~ねん」(例:なんでやねん)、否定の語尾が「~へん」(例:かまへん)。同じ言葉を繰り返すなどリズミカルな表現が多い(例:ちゃうちゃう)

・まいどおおきに(まいどありがとうございます)
・おかん(お母さん)
・パチモン(偽物)
・自分(キミ)
・ぼちぼち(そろそろ)
・ちゃうねん(違います)

兵庫 神戸弁、播州弁、但馬弁、丹波弁、淡路弁、摂津弁 「来た」を「来なった」「来てやった」を表現するなど尊敬表現が豊富。相手のことを「われ」と呼んだりする。

・こまい(小さい)
・知っとー(知ってる)
・べっちょない(大丈夫)
・あつかましい(忙しい)

奈良 奈良弁、大和弁、大和ことば 万葉集に出てくる「いぬ(去る)」、「たばる(いただく)」のような古い言葉が多く残っている。語尾には「~や」、否定のときは「~へん」を使う。

・なにしよんど(何してるの)
・いろは(あなたは)
・もむないなー(美味しくないな)
・もういぬわー(もう帰るよ)

和歌山 和歌山弁 「ざ行」、「だ行」、「ら行」が入れ替わる(例:冷蔵庫→れいどうこ)。「いる」「ある」の使い方が独特(例:鹿がいる→鹿がある)。

・おいよー(しっかり頼むよ)
・こらえてよー(ごめんなさい)
・つらもて いこら(一緒に行こうよ)
・おおきによう(ありがとうね)

 

 

中国地方

 

都道府県 有名な方言 特徴 具体的な方言例
鳥取 鳥取弁、米子弁、因州弁 「~で」の意味で「~から」を使用する(例:公園で遊ぶ→公園から遊ぶ)。「~ながらの意味で「~もって」を使用する(例:テレビを観ながら食べる→テレビを観もって食べる)。敬語語尾「ごしなれ」を使う。

・ごしなれ(ください)
・食べてごしない(食べてください)
・うまげだなー(美味しそうだね)
・よーこそなー(ありがとう)

島根 島根弁、出雲弁、安来弁、隠岐弁 東北のズーズー弁に似た発音が多い。「こんな、こう」を「こげ」、「そんな、そう」を「そげ」と表現する。

・だんだん(ありがとう)
・だーだ?(誰ですか?)
・ひもおとし(七五三)
・ごしなはい(ください)

岡山 岡山弁 広島弁と類似点が多い。同じ母音が続くと伸ばす表現になる(例:赤い→あけー)。アクセントは東京弁に近い。

・えれー(大変)
・ちーたー(ちょっとは)
・ちばける(ふざける)
・きょーてー(こわい)

広島 広島弁 語尾に「~やんす」「~がんす」を使う。「~だから」の意味で「じゃけん」、語尾に「のー」を付ける(例:いい天気じゃけんのー)。

・きちゃった(いらっしゃった)
・かばち(文句)
・たれんな(言うな)
・そうでがんす(そうです)
・なにしゅうるんな(なにしてるの)

山口 山口弁 九州と四国、両方の特徴がある方言。「ございます」の代わりに「あります」を使う。語尾に「~ちゃ」「~ほ」を使う。

・おはよーあります(おはようございます)
・えずい(頭がいい)
・わたしのっちゃ(私のです)
・そうなほ(そうだね)

 

 

 

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四国地方

 

都道府県 有名な方言 特徴 具体的な方言例
徳島 徳島弁、阿波弁 「~です」の意味で女性は「~じょ」、男性は「~じゃ、~でよ」を使うのが特徴。疑問形の語尾に「~で?」を使う。

・ごじゃ(でたらめ)
・知らんで?(知らない?)
・あばさかる(はしゃぐ)
・それ、かー(それ、ちょうだい)

香川 香川弁、讃岐弁 「ん」「っ」を多用するなど独特なアクセントを持つ。命令の語尾に「~まい」を使う。

・あずない(幼稚)
・くうたわ(食べたよ)
・どべ(ビリ)
・なんとか?(なんだって?)

愛媛 伊予弁、松山弁、今治弁 語尾に「~のよ」「~んよ」「~かろ」が多用される。「あれを見て」の意味で「あろん」「ころん」「そろん」を使う。

・ようおうでたなもし(ようこそいらっしゃいました)
・たべなはいや(食べてください)
・いんでこーわい(さよなら)

高知 土佐弁 理由「~だから」の意味で「~き」、進行形の意味で「ちゅ~」、疑問の語尾で「~が?」を使う。強調表現で「げに」「まっこと」を使う。

・いごっそー(頑固者)
・はちきん(男勝りの女性)
・のーが悪い(具合が悪い)
・どこ行くが?(どこに行くの?)

 

 

 

 

九州地方

 

都道府県 有名な方言 特徴 具体的な方言例
福岡 福岡弁、博多弁 発音の特徴として「せ」「ぜ」が「しぇ」「じぇ」に変わる。語尾に「~ばい」「~たい」「~たいよ」「~ちゃ」が使われる。疑問の語尾として「~と?」「~つ?」「~の?」「~ん?」が使われる。

・とっとーと?(取ってある?)
・ばかちん(馬鹿)
・せからしか(うるさい)
・よかよか(いいよ)
・いっちょん(全然)

佐賀 佐賀弁 「あ」「い」「お」「すっ」「ぬっ」の一文字でそれぞれ「ある」「いる」「おる」「する」「寝る」を表すなど独特な表現を持つ。擬音語を3回繰り返すのも特徴(例:犬がワンワンワン鳴く)

・がばい(大変)
・なーい(はーい)
・やしゃー(野菜)
・くすい(薬)

長崎 長崎弁 発音は「せ」が「しぇ」に変わる。「来る」を「くっ」と表現する。主語を示す「が」は「の」に、目的語を示す「を」は「ば」に変わる。(例:雨の降りよる、本ば読んど)

・ばってん(けれども)
・ほんなこて(本当に)
・いじ(とても)
・のんのか(かわいい)

熊本 熊本弁 「あみゃー(甘い)」など一つにまとまった表現が多い。敬語表現が豊富で、「~はいよ(~ください)」「~しらよす(してらっしゃる)」「~なはる(なさる)」などがある。

・あみゃー(甘い)
・ふりー(古い)
・もっこす(頑固者)
・あとぜき(開けたら閉める)

大分 大分弁 「~て」を「~ち」と表現する(例:聞いてくれ→聞いちくれ)。語尾に「~けん」「~ちょん」「~ちゃ」「~ち」が使われる。時間の表現で3:50を表すときに「四時前十分」というのも特徴。

・よだぎー(面倒な)
・すかん(嫌い)
・にごじゅー(お手上げ)
・おごめーん(ごめんください)

宮崎 宮崎弁 語尾について「~ちゃ」「~ちゃる」、疑問形は「~と?」、命令形は「~ない」、否定形は「~ん」が使われる。理由を示す「~から」を「~かい」と言う。

・食べん(食べない)
・てげ(とても)
・てげてげで(ほどほどで)

鹿児島 鹿児島弁、薩摩言葉 語尾について「です」「ます」の意味で「だよー」「だよさ」「ごあす」「ど」、疑問形は「けー?」が使われる。

・いっぺこっぺ(たくさん)
・わっぜ(すごく)
・よかとや?(いいの?)
・安いど(やすいよ)

沖縄 沖縄弁 柔らかくゆったりした口調が特徴。形容詞に「~さん」が付くことが多い(例:高さん、ちゅらさん)。

・めんそーれ(いらっしゃい)
・かりゆし(めでたい)
・なんくるないさ(なんとかなるさ)
・ちむどんどん(わくわくすること)
・ちばりよー(がんばれ)