謝罪した後はユーモアを入れれば、お互い気まずくならない
謝罪のあとの交友関係をスムーズにするためのユーモア
待ち合わせに遅刻した、納期を守れなかった、不良品を納品したなど、ビジネスではトラブルがつきものです。このようなときには、まずお得意先に真っ先に謝る必要があります。何らかの事情があっても、まずは言い訳をせずに謝り、「申し訳ない」という気持ちを相手に示すのが誠意です。
謝るときもおどおどしたり、ビクビクしたりせず、はっきりとした声で「申し訳ありませんでした!」と伝え、心からお辞儀をすることも大切です。そうして、相手の話を徹底的に聞くことです。
なぜこのような事態が生じたのかを可能な限りわかりやすく説明し、今後はこのようなことがないように、どのように対処していくのかを伝えることも大切です。
そして心から謝罪し、相手の怒りをしっかりと受け止めて、さらに謝っていくと、相手の気持ちも徐々に治まってきます。
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モンスタークレーマーではなく常識的な社会人なら、怒りの感情を長引かせるようなことはしません。平謝りしている人に対して、一方的にしつこく怒りの感情をぶつけることに、一種の罪悪感を抱くようになるからです。確かに自分に落ち度がなくても、一方的に断罪し続けるのは非常識だという意識が働きます。
気心の知れた取引先や職場の人であれば、怒りが治まってきたなと感じたら、笑顔でほんのすこしだけ笑いのネタを取り入れてみてはいかがでしょうか。かなり上級テクニックですし、さんざん怒られたのにボケると、反省していないのかと誤解されることもありますが、これは相手に対する気遣いとしてのボケです。
平謝りに何度も頭を下げて謝罪され続けていると、謝っている方も苦しいですが、謝られている方も苦しいものです。自分は決して悪くないのに、なぜこんなに居心地の悪い思いをしなければならないのかと、苦々しい気持ちになるかもしれません。謝らせている自分が悪者に感じられてくるからです。
このように謝罪の後の切り上げは、何となく後味が悪くスッキリしないものです。ですから気配りができる人は、後味の悪い状態のまま帰るのは相手に申し訳ないという気持ちになります。だからこその、場を和ませるちょっとしたボケで場の空気を和らげようとするのです。
お互いに気持ちよく別れたほうが、その後もスッキリしますし、今後の関係もぎくしゃくせずにすみます。コミュニケーションの上級者を目指すなら、ぜひ平謝りの後のユーモアにも挑戦してみてください。
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